先日見た映画。 『同棲時代 今日子と次郎』 1973年作品 由美かおる
何気なく見ていたら、とても見覚えのある風景が。。。 時は39年前。。。
このホーム、現在、東急大井町線の自由が丘のとなり駅『九品仏』ではないかと思ったのです。僕が生まれ育った地、社会人になるまで暮らしていた場所です。残念ながら駅名は画面から読み取ることができません。柱には「二子玉川園・溝ノ口方面」とあります。当時は大井町線ではなく田園都市線の名称でした。
また別の場面でも見覚えのあるホームに見えます。たぶん九品仏駅のホームではないかと推測します。もちろん出てくるステンレスの電車は当時の東急車両です。
次郎と今日子が仕事をさぼって湘南の海まで遊びに行く場面です。
物語の中では「玉川コーポ」というアパートの二階で二人は同棲しています。
アパートから飛び出した次郎が線路脇を走っている場面。
ここはたぶん九品仏駅ととなり駅の尾山台駅の途中で、川にフタをした線路脇です。小、中学時代によく歩いた場所のように見えます。
この踏切は見たようで見てないような場所です。次郎の後ろに小さな川の欄干が見えるのですが、そのような場所の記憶がありません。
踏切の右側です。
この映画のロケ場所をインターネット上で検索したのですが、見あたりませんでした。どなたか知っている方がいらしたら教えていただければ嬉しいです。(監督の山根成之はお亡くなりになっていますので、由美かおるさんから教えていただけると嬉しいのですが。。。)
由美かおるがチャーミングでとてもかわいい。当時の男と女の愛の表現が、現代社会のそれとはずいぶん違っているものだとつくづく感じた。当時の70年代のフォークソングそのものという雰囲気の物語のようです。また劇画『同棲時代』の漫画チックな演出をしています。
若いってイイなぁ~、と年寄りじみた台詞が出てしまいそうです。
話の中で今日子の友達が訪ねてきて、私は『花粉病』です、と告白します。この花粉症ならぬ花粉病、花粉が体にかかると顔に湿疹ができ、咳き込んでしまうのです。春が嫌い、冬だけ好き。彼女にとって重病らしく、だから結婚ができないとも。当時はまだ何一つ治療法がなかったせいでしょうか。
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