小さな子どもでも楽しめるマスコットやパネルの出来は、NHK教育テレビの番組プロデューサーからスカウトの声がかかっても不思議ではない出来映え。一点困ったことはスピーカの声が観客席までハッキリ聞こえないのが難点だった。スピーカの設置の問題だと思う。
残念なのは騎馬戦は盛り上がらなかったことだ。理由は複数の騎馬が一斉にそれぞれの大将を落とすルールだからだ。騎馬が固まりで戦うと、観客が見ていてどうなっている状態かわからない。ルール違反も多発している。現に混乱のため一旦試合をやめ、急きょ一騎ずつで対戦したときは観客は盛り上がった。 いわゆる一騎打ちが会場を沸かせる。相撲の力士が同時に10人土俵の上で一斉に戦っても面白くないのと同じだと思う。
この体育祭はOB,OGが訪れる機会の場のようだ。方々で「きゃー」という悲鳴に近い久しぶりの同窓の再開の喜びの声聞こえていた。後輩が先輩を見つけると「お疲れ様!」とか「おっす!」とか声をかけていた。卒業した子ども達は大人の様相となり、現役のすっかり大人の体つきの生徒が子どもっぽく見えた。
この高校の体育祭は二人の子ども達が通っていた中学校と同じにおいがする。本当のにおいではない。チーム一丸となっての応援合戦。審査により得点がつけられる。運動部主将をリーダーとする面白ハチャメチャ応援でパネル演技もある。みんなで作成する大きなチームの看板、生徒達が一生懸命考えた創作ダンス(女子だけだが)が同じなのだ。パワーアップしたのがこの高校の体育祭なのだ。長女が通っている私立高校の体育祭はいわゆる普通の体育祭であり、先生が仕切るイベントで、子供たちの中で盛り上がらないようだ。長女は中学の時が良かったという。
つくづく感心するのは体育祭が学生達が中心となり実行されていること。10日前には文化祭があり、短期間でこれだけのことをできるのはすごいと思う。是非舞台裏のメーキングの状況を見てみたいと思った。このような経験は学業より社会で役立つことが一杯詰まっていると思っている。これからもずっとこのイベントは続いて欲しいと思う。
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