「電卓のデザイン DESIGN OF ELECTRONIC CALCULATORS 」 大崎眞一郎著 太田出版
電卓ってとってもアートだなぁ、と感じた本でした。
今から50年も前の電卓から現代の電卓までカラーで紹介しています。電卓のようにある程度決まった機能をどのようにデザインするかって面白いです。1つの電卓を見るのではなく、数多くの電卓を並べて見ると、とても面白い世界が展開するのだと感じました。
今でこそ奇抜なデザインも登場していますが、電卓誕生のころのデザインはいかに必要な部品をシンプルに配置するかが、芸術なのだと感じました。
当初の電卓はお店のレジスタのように非常に大型でした。世界の様々なメーカーが電卓の小型化にしのぎを削ります。日本のある企業がインテルと共同開発したLSI(超集積回路)チップ、4004プロセッサ。のちにパーソナルコンピュータの心臓部となるLSIにつながったのでしょう。そう考えると今のコンピュータの世界ができるために、電卓開発は大きな力になったと思います。
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