著者は東大卒のお坊さん。以前「考えない練習」、「もう、怒らない」を読みました。(ブログ内参照)この本は今年1月までの2年半に朝日新聞で連載していたコーナーをまとめたものです。'78生まれの若い人だから、現代風に説明している点が新しく感じたりします。全部で108のお話を1話2ページに収められており、お寺でお坊さんの尊いお話を拝聴している感じです。お坊さんの話を聞くと、心が癒され、また自分の煩悩のまみれの生活にあきれてもしまいます。
そのときは自分の考え、行いを反省するものの、すぐに忘れてしまうのが、自分の修行の足りないところだと思います。
自分が正義だと思っていても、そのことは対する相手も正義だと思っている。その正義だと思うことは「自己中」そのものなのだ、と書かれています。相手の考えもくみ取る余裕が欲しいです。
最後にあとがきから抜粋。
私たちは、困ったときは立ち止まらずに、どんどん次の手を打とうとしがちで、つまり「する生活」にはなり、さらにせきたてられて混乱するもの。けれども、困ったときこそ静かに立ち止まり、何かを付け足そうともがいたり引き算したりしようとあがいたりせずに、ただただ内省することこそが、そこから最良の学びを引き出してくれるものです。
すなわち。次に手を打たない、「しない」でただ、ないめんを見るだけに踏みとどまること。この、自己内省のお稽古こそが、「しない生活」なのだと申せましょうか。
静かにそっと立ち止まる。
普段気の知れた人ではなく、仕事関連、お客さんなどとの会話で是非使ってみたいフレーズがたくさん載っています。
相手の気持ちになって、最適な言い回しを使いたいものだけど、普段言い慣れていないと、とっさに出てこないよね。普段から、読経のように口をなめらかにしておかないと、言おうとしてフレーズを噛んでしまいそう。
▽「Wi-Fi接続事典」村上俊一著 秀和システム刊 2014年4月発行
今では自宅でも、外出先でも必須のネット接続方法としてのWi-Fi。この本では、Wi-Fiルータとパソコンやタブレット、スマホ、そしてゲーム機などの接続方法のほか、セキュリティの話など、最新の無線LANの情報が書かれています。
無線LANでとても大事なのはセキュリティ。有線ではないので、暗号化していないと、通信内容を盗み見られるかもしれないから。
なお、設定する暗号方式は、WPA1-PSK(AES)を著者は強く推奨しています。他の暗号方式は解読されているので危険だと書いています。
なお、設定する暗号方式は、WPA1-PSK(AES)を著者は強く推奨しています。他の暗号方式は解読されているので危険だと書いています。
この本で最初の無線LANの規格が整備されたのは1998年とのこと。振り返ると自分がアメリカ出張をしていた年。カリフォルニア州の東芝アメリカで、違うチームが無線ルータを開発中で、会社の部屋の中を受信感度を調べるためにパソコンを持ってウロウロしていました。特に無線LANの電波と干渉する電子レンジのある休憩ルームで影響がないか調査していました。帰国後、僕も無線LANルータの開発にたずさわりました。そんなことを読んでいて思い出しました。
以下おまけの本。感想文は省略です(^^;)
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