ということで(何が!?)、今年読んだ本で、ブログにアップしていなかったものをまとめてアップしています。
「カラスの親指」を読んでとても面白かった作家です。この本も人気で予約が多くやっと手にすることができました。
ジャンルはミステリーになるの? 前半の流れでは話の内容に盛り上がりを感じていなかったのですが、あくまでもそれは後半のための準備!?なのかもしれません。主人公は深夜のラジオDJ。そして仕事終わりに毎日通う小さな飲み屋の常連客達。そこにいきなり現れた不思議な女性により、物語が始まるのです。
後半から話の流れがぐんぐんスピードアップして、最後にはそういうことだったのかと、感動につながっていきます。
面白いキャラの登場人物が楽しくさせてくれます。そしてさまざまなつらい人生の生き方のひとつの方法を教えてくれるのかも知れません。
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2007年から2014年の年2回発行のエッセイ雑誌に掲載された、宮本輝のエッセイをまとめたものです。
読むとなんて文章読みやすく、文章の表現に無駄がないというような感じを受けます。
宮本さんの作家になるまでのことや、「螢川」や「泥の河」の作品が書かれることになる幼い頃の体験も書かれています。
以下は、決して健康とはいえなかった若い頃の経験から、著者が得た考えです。
「(略)悪いことが起こったり、うまくいかない時期がつづいても、それは、思いもかけない「いいこと」が突如として訪れるために必要な前段階だと信じられるようになったのだ。」
常に気持ちは前向きに生きていこう!
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