フジテレビ開局50周年記念ドラマ「ありふれた奇跡」。
昨日最終話だった。面白かった。実に良かった。最後まで山田太一氏のドラマは期待を裏切らない楽しさをくれた。 このドラマが始まって1月15日付のブログで書いたけど、また書きたくなった。
このドラマは登場人物の台詞のやりとりが、ごく普通の人同士の会話だからいい。そして山田氏ならではの言い回しがところどころある。普通でなく、またそれがいい。 仲間由紀恵の口調はもともと特徴あるけど声質とともにいい感じがする。ドラマの時間の流れにジャストフィットする。
ドラマの時間の流れが違う。挿入曲のエンヤの曲がまたそれに合わせてゆったりとした気持ちにさせてくれる。物語の中で起こった事柄は決して、普通でない’大事件’であるはずなのに、大げさに表現せず、普通にまったり感はいい。 そしてその普通の中での二人の男親が女装趣味という、あまりに意外な出来事が面白い。
一般のドラマの「奇跡」が特異な出来事なのに対して、このドラマは「奇跡」が普通の出来事の一つとして展開していく、そういうことが「ありふれた奇跡」だったのかと思うのであった。年末あたりに発表される賞を受賞するような気がする。
P.S. 見たことがある風景はすぐ分かるもので、加奈と翔太が赤ちゃんを預かった場所は昨年パスポートを申請しにいった川崎駅近くにあるソリッドスクエアだった。昨年8月8日のブログでこの建物にあるTULLY'S コーヒー店から携帯電話からの投稿をしていました。あの日は暑かったなぁ。^^;
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