土曜日, 2月 13, 2016

[2/13 Sat] ▽美術館デート!?

 そとの風は夏の香りがした。
 今日は2月なのにとても暖かい。南からの暖かい風が吹き込んでいて、条件が合えば春一番になるかもしれないとのこと。こういう風の強い日は、過去の経験から花粉が多く飛んでいる可能性があるので、おとなしく家でブログを書くことにしようと思う。

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今回の展示は全60作品 作家48人
先日2月11日の祝日、この日もとても天気がいい日だった。友人からのケータイメールで美術館に一緒に行かないか、とのお誘い。気持ちいい天気だったので、ふだん閉じこもり生活の僕も心が軽く、出かけることにした。

 待ち合わせは地下鉄六本木駅。目指すは六本木ヒルズ52Fの森アーツセンターギャラリー。六本木は祝日で、かつ心地よい天候のせいか多くの人が行き交っていた。森美術館ではすでに多くの人が並んでいた。我々がめざす展示会とは別に、村上隆の展示会も開催されていて、その人達の待ち列だった。

 目的の「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」も多くの観覧者が訪れていた。今回二人とも初めての、音声ガイドの装置を借りて、観覧することにした。二人で借りると割引になるということも初めて知った。ナレーターは低音の魅力の玉木宏。男でもほれぼれする声での作品の紹介だ。ついこないだ、何だか忘れたが見聞きしたことで、美術館で肝心の絵よりも横にある解説文ばかりを見ているのはもったいないと言っていた。その点音声ガイドは絵を集中して見ることができ、耳から解説が入ってくるので、とても良かった。



 この展覧会に相方が行きたいと思ったのは、主催者であるTBSのテレビ番組をたまたま見て、魅力を感じたから。彼女はすでに予備知識を予習していて、現地でそれぞれの絵の特徴を教えてくれた。その絵の特徴やトリビアがわかると、より一層絵の魅力を感じることができた。

 前もって展示会を見終わった感想を書くと、「心がほんわか温まった」気がした。よく美術館で芸術を鑑賞することで「心が洗われる」といったことを聞くけど、そのことがよーく感じられた。

 たまたま見ていたTBSの番組のおかげで、彼女を美術館に出向かせるきっかけをつくり、そして連鎖して僕をその’道’に誘(いざな)ってくれたわけだ。TBSに感謝感謝だ。

 
 それぞれの作品は、まるで写真のように、いや本物そのものかと思わせる。人物は生きているように見え、風景は、現実そのもののように描かれていて、写真よりも人も心に訴える何かがあるのだと思った。それは画家の気持ちが、筆に込められ、キャンパスにその気持ちが乗り移るからなのだろうか。

 作品によっては大皿ぐらいのものもある。それがあまりにも緻密に描かれていて、どうやったら油絵の具でこんな繊細に表現できるのか、描き方の技術を知りたくなった。


 フェルメールの作品は、この「水差しを持つ女」の1作品。意外と本物は小さめの作品でした。この絵に隠された逸話を知ることで、17世紀の「ただの」中流階級の女性の「普段の生活」の1シーンが『特別の』絵画として、見ることができます。

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 歴史にうとく、絵画にも造形が乏しい僕には、もっと詳しくいろいろと知りたくなってきた。

最後に僕を誘ってくれた友人に感謝です。


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