水曜日, 12月 23, 2015

[12/23 Wed] ▽あれやこれやと

 昨日2020年の東京オリンピックに向けての新国立競技場のデザイン案が決まりました。残念ながら息子の会社がかかわるB案は、採用となりませんでした。もし採用されれば、うちの息子ももしかしたら、建設に携わることになったかもしれません。

 A案でもB案でもどちらでもかまいません。無事に競技場が建設され、5年後のオリンピックが世界戦争激化による中止になりませんように。

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 昨年は10月から12月にかけて、セルフリノベーションとして、部屋の改良をしていましたが、今年は特に大きな作業はしていません。気が乗らないとやらない性格なので(^_^;)

 今年は暖冬で、クリスマスになろうとしているのに、昼間は暖かい日々が続いています。昼間は暖かい日々でも、北サイトの部屋は、夜には冷え込みます。いままでもいろいろと工夫していますが、今年も少しだけ工夫してみました。

ベランダの柵には、風よけのシートを。これは、夏のゴーヤカーテン、別名ゴーヤジャングルを始める3年前に南サイトの日よけとして使用していたもの。

 
北サイトの2部屋の窓には、これも直接冷たい北風が窓に吹き付けないように、半透明のカーテンを取り付けました。

サッシの上に、すだれ用の金具を取り付けました。そして輪ゴムでシートを結び、伸縮できるようにしてみました。









シートの下はワニ口クリップに太めの輪ゴムで伸縮自在に。


















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以前、1年以上前にTVで紹介していたバスマット。珪藻土でできた乾燥が早いという製品。普通のバスマットはすぐにびっしょりするし、割と汚れてしまうので、この製品はあこがれていました。
 

箱の表

箱の裏
以前から欲しかったのですが、以前ネットで調べていたら、1万円以上はするので、諦めていましたが、ディスカウントショップのジェーソンで大きめサイズで2990円(税別)で売っていたので、買ってしまいました。

本体

  見た目はただのボード。布製のバスマットのようにふわふわ感はありませんが、すぐに水分を吸い込むのでさらっとします。

 ただ白っぽい板なのでシンプルです。デザイン性がいまいちなので、これにカラーの模様が入るともっと人気になるのではないでしょうか。






土曜日, 12月 12, 2015

[12/12 Sat] ▽ここに歴史が繰り返される素がある


 毎週土曜日に見ているNHKの『週刊ニュース深読み』。今朝の後半の特集は「妖怪って?人間って? 水木しげるが残したもの」だった。

 水木さんは、日本人の心に響く妖怪の世界を描き、また自分の体験からの戦記漫画を描いていた。

 悲惨な戦争体験者が、また一人この世を去った。水木さんの漫画には悲惨な人間の亡骸も描かれている。こういう画を見ると、少なからずとも人の心に大きく突き刺さるものを感じると思う。

 日本が戦争をしていた頃を描いた映画を見ると、実際に戦争による無惨なシーンは、しっかりとは描かない。それは映像化する上で、表現したかったことは、戦争が悲惨な事より、主人公達の生き様などを中心に描きたいからだからなのだろう。
 悲惨なことを知っている人には、その事を知っている上で、主人公の生き方を感じることができる。しかし悲惨さを知らずして、その物語を見てしまうと、主人公が活躍した戦争そのものが肯定されてしまうな気がしてならない。

 二日前、戦争の悲惨さを知っている作家の野坂昭如さんが亡くなった。

 僕は中学時代、TBSのラジオ番組を良く聞いていた。野坂さんは永六輔さんの番組に良く出演していて、戦時中の話を永六輔さんとしていたのを聞いていた。 僕の戦争時の話は、親でもなく、祖父祖母でもなかった。戦時中の食べ物が無かった話は聞いていたが、生死にかかわる悲惨な話は身内に経験者がいないこともあり、もっぱらラジオのパーソナリティからその経験談を聞いていた。
 今年亡くなった愛川欽也さんも、中学時代からの大ファンで、深夜放送でエロい話と共に、正反対の戦時中の話を聞いていた。3年前に亡くなった小沢昭一さんも同じくTBSのラジオで戦時中の話を聞いた人の一人だった。

 戦争の悲惨さを身に染みて知っている人の、生の声がどんどん聞くことができなくなった。経験者の話は、経験しただけのことはあり、聞いている人間にもズシリとその気持ちが伝わる。
そのような人たちが世を去ると、歴史は繰り返されるのだと思う。たとえ、文章やビデオが残っていても、生身の人間が話しかける力には及ばないような気がしてしまう。

 戦後70年。4日前の12月8日は日本が米国ハワイの真珠湾に攻撃した、つまり太平洋戦争を始めた日。今年で74年。世界は全世界を巻き込むような悲惨なことが、再び起こりそうな気配がしている。戦争は、どんなに時代が流れようとも悲惨なことには変わりない。なのになぜ人間は戦争を正当化して戦うのか。



 最後に水木さんの心に響く言葉の七カ条。特に第一条は、日本が戦争をしていた頃の反省が込められているとのことだ。

水木しげるの『幸福の七カ条』

第一条
     成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

第二条
     しないではいられないことをし続けなさい。

第三条
     他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

第四条
     好きの力を信じる。

第五条
     才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

第六条
     怠け者になりなさい。

第七条
     目に見えない世界を信じる。



 戦争の時代を経験した亡くなった方々のご冥福を祈ります。


木曜日, 12月 10, 2015

[12/10 Thu] ▽comic おもしろーい!

 先日、93歳で他界された水木しげるの貸本屋時代の漫画を読みました。

 水木しげるの作品は、僕が小学校一年生の頃、TVで始まった実写ドラマ「悪魔くん」やアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」に影響をうけて、単行本「墓場鬼太郎」(アニメ化でゲゲゲの~にタイトルが変わる前の漫画のタイトル)を好んで読んでいました。
 その後、水木さんが南方の戦地に派兵された頃を描いた、戦争物の漫画を読んだりしていました。

 ▽「地獄の水」 水木しげる著 小学館クリエイティブ刊 2008年8月発行


 この作品は、水木しげるが、まだ独身の34歳。1956年の貸本屋向けの漫画を書いていた貧乏時代のものの復刻版です。(本に添付のしおりから) なので、「ゲゲゲの女房」こと布枝さんと結婚する前です。ちなみにこの本での作者名は東 真一郎です。

 絵柄が、後の人気作品に出てくる独特の人物像ではなく、とにかく売れない作家が売るために、当時の人気作家達の絵柄を模倣して、描かれています。僕が同じく大好きな故 横山光輝氏の鉄人28号の時代と一致していることから、コマの描き方が横山氏や、手塚治虫氏の雰囲気を感じたりします。(手塚さんの名前をもじった人物も出てきます)

 またストーリーも子供だまし的な部分もあり、現代の大人が読むと、クスッと笑みがでてしまうシーンもあります。

 この作品はこの後も、何回かリメイクして描かれているとのことで、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のひとつの回でも使われているようです。

 そして、


  目玉の親父!? この作品の3年後に墓場鬼太郎が登場するのですが、鬼太郎の誕生の前に目玉の親父的なキャラクタが、貸本屋時代の漫画に何度か出てくるようです。

 水木しげるの他者には描けない独特の人物像、独特の世界観。オリジナリティのある作品はとんかく凄いと思います。

 水木しげるさんのご冥福をお祈りいたします。


[12/10 Thu] ▽どこからやってきたのだろう。

 今の日の入りは、午後4時半。日が照る時間がとても短い。だから洗濯物が一日干していても乾かない。太陽の高度が低いため、朝、ベランダに干した洗濯物に、サンサンと太陽の熱が当たり出すのは、午前8時半くらいから。そして午後3時にはだいぶ太陽の熱が弱くなる。主夫としては、ちょっと困るわけです。

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 先週の土曜日に福山雅治のFM番組が日曜日から、お引っ越して始まった。3週間前に番組内でいきなりの放送曜日の変更が告げられた。この時期に改編というのも珍しいと思ったら、昨日のテレビのCMで理由を察知しました。
 そのCMとは、福山雅治が出演するモデルチェンジした新しいTOYOTAプリウスでした。FM番組の前のスポンサーは、自動車メーカーのスズキでした。たぶん福山さんが他メーカーのスポンサー冠の番組をやっていることが、問題だったのでしょう。TOYOTAさんは金を積んででも、人気の有名人を自社のCMに起用したかったに違いありません。キムタクも、マーシャ(福山雅治の愛称)も男受けするタレントさんはしばらくは起用されるでしょう。
 
 TOYOTAさんは、有り余る資金を使って、数多くの人気有名人をCMに起用しています。多くの人たちに好かれる有名人を起用するから、たとえ魅力的でない車だとしても、有名人のおかげで売れてしまうという、とても上手な商売ができるんですよね。同じグループのダイハツもひとつの車種に多くの有名人を起用しているし、最近グループに入ったスバルも、以前と違い有名人を起用するようになりました。
 
 とまぁ、つぶやきましたが、日本を、いや世界を代表とするメーカーなのだから、出演する人も、それを見る人も嬉しいのかもしれません。

 ちなみに車メーカーのCMでは、個人的にはホンダの海外の風景をバックにした、おしゃれ感あるCMが好みです。

 少しそれるけど、政治の世界も、車メーカーも、同等レベルのライバルが、競争しあう世界が好きなんだけどなぁ、

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 でタイトルのお話。北サイトのベランダ外側に、赤い実の植物が咲いていました。このあたりは椿の木が植えられている場所です。この赤い木のそばには27年前にこっそりと、植えた沈丁花が可愛らしく繁っています。
http://wildhomemaker.blogspot.jp/search?q=%E7%9B%AE%E9%BB%92

はて、この木はいったい?

植物にとても、うとい僕はネットで調べました。

たぶん「万両(マンリョウ)」(サクラソウ科)という植物のようです。江戸時代から栽培されていて、縁起植物だそうです。

さて、この万両、種がどこからか飛んできたのでしょうか?、それともどなたかが植えたのでしょうか?

正月の縁起木ということで、一緒に幸せが訪れてくれれば嬉しいです。






土曜日, 12月 05, 2015

[12/5 Sat] ▽ゴーヤ日記'15(26) 1ヶ月前の店仕舞い

 11月5日木曜日 種を蒔いてから167日目 
 11月6日金曜日 種を蒔いてから168日目

南サイトの店仕舞いを1ヶ月前の11月5日に、北サイトは翌日の6日に行いました。

南サイトの最終日の風景

北サイトの最終日の風景
だいぶ葉が枯れています。今年は11月時点では日中に気温は暖かかったですが、夜は少し冷えてきていました。

最後の収穫です。


87本目 10/24 8cm


88本目 10/25 7.5cm 

番外 規格外の最後の3本
寒くなり実が大きくなる前に腐り始めてしまいました。

 ということで今シーズンの収穫は、88本。 北サイトが南サイトよりも多くのゴーヤが収穫されたことが驚きとなりました。

 ということで今シーズンのゴーヤ栽培は終わり。来年のための今年のまとめはまた後日にブログアップ予定です。


木曜日, 12月 03, 2015

[12/3 Thu] ▽book いかんともしがたい

あっ、ゴーヤの店仕舞いの記事をまだアップしていないことに、今気付きました。

 昨日MXテレビの「5時に夢中!」に出ていたコメンテーターの女医である、おおたわ史絵さんが、言ってました。
「私はfacebookもTwitterもやってません。人の自慢話を見ても面白くないから、もっぱら自分のブログに書き込みして、言い放しで普段のうっぷんを晴らしている。」と。
僕もどちらかというとその路線に近いかも。世間では「いいね!」が欲しいあまりに、幼児にタバコを吸わせて面白がる動画をアップした若いカップルのような、到底理解不能な行動に出る人間が発生したりするのも解せません。

 現在私のfacebookは、音信不通になった人から連絡が取れるように用意しているのが、一番の目的になってます。またTwitterは新聞社などのニュース報道が、即座につぶやかれるので便利だと思ってます。

では、うっぷん晴らしの記事を。(すでにうっぷん晴らしの文章を書いているのだが。)

我が家のネギ農園
あらっ!、Googleのこのブログ。写真をドラッグして貼り付ける機能を始めたんだ。おー便利じゃん。
 というわけで、写真はスーパーの見切り品の格安で買ってきた、さまざまなネギを、ベランダのプランタに植えています。こうするとネギの持ちが良くなって、なおかつカットした後、また生えてくるので節約になるから。ちなみに真ん中は、ネコ草です。

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▽「世界から戦争がなくならない本当の理由 戦後70年の教訓」池上彰著 詳伝社刊 2015年8月発行

 池上さんの文章は、とてもわかりやすく、一般の人でも理解しやすい表現で記述されています。
この本は小学生の高学年レベルでも読めると思います。できれば義務教育の学校のテキストとして採用してもらいたいです。

 悲しいことに、人類は愚かな間違いを、数千年の間に何度も繰り返しているということです。
民族や宗教、経済体制の違いによる争いもあるのですが、根本的には地球の限られた陸や海の場所取り合戦(エネルギー資源、生物資源、聖地、自国の防衛領地、昔であれば奴隷確保など)が主な理由ではないでしょうか。


 この本を読むと、知らなかったことがたくさん知らされます。

 池上さんの考察では、戦争で負けたときには、二度と戦争はしまいと思うものの、戦争に勝つことで、その「成功体験」から次の戦争を起こし、失敗することが往々にあるようです。
またメディアの報道の仕方が、戦争に対する国民の意見を大きく左右することがいかに大きいかを思い知ります。
 例えばベトナム戦争では、記者が現実を詳細にアメリカ国民に知らせることで、悲惨な戦場の状況を知った国民は、戦争反対に動き出しました。反対に米国は湾岸戦争では、悲惨な報道をおさえることで、国民の反対を起こさずに逆に国民を戦争賛成に誘導させる手法をとりました。

 事実を知らしめると、人は戦争の悲惨さを再確認し、反対するものだと思います。最近の中東の戦争のニュースでは、ピンポイント攻撃で目標の建物を爆破する映像をニュースで流されます。国民は確実に悪の拠点だけを攻撃していると思わされます。しかし実際には誤爆が起きており、ただそういう具合の悪い映像は流さないだけのことです。 もっと昔の過去の戦争でも、新聞報道やラジオ放送にて、事実を正しく報道せず、それを知らされない国民は、戦争の正当化を洗脳させられてします。

 自分の考えですが、戦場の無惨な死体を報道で見れば、敵も味方でも人の死を悲しむはずです。しかしそういう惨い映像は、いろいろな具合が悪いこともあり、自主規制で表には出しません。
 
 今のEUができた元々は、第二次世界大戦で、勝利国のフランスと敗戦国のドイツの対立を再び起こさせないようにと経済関係の共同体を作ったことにようそうです。第一次世界大戦で反省しながらも、20年後に経済的理由から再び第二次世界大戦を起こしてしまったからです。今では、その二国はうまくやっています。

 ドイツの憲法では直接投票の「国民投票」の規定がりません。これもナチス政権が誕生したのは、国民の異常な熱狂でナチスを支持してしまった反省から、選挙で選ばれた国会議員による間接民主制を貫いているからだそうです。

 最近はインターネットにより個人の意見が、簡単に発言できるようになりました。それが、多くの人の意見と違っていると、「炎上」といわれるように潰しにかかる感じもあります。少数意見を尊重できない社会は、暴徒化するので怖いです。 今年は政権の議員が、政権に反対する新聞社や企業には圧力をかけて、会社を潰そうというような発言も出ています。そういう事を言い出す人にこそ、この本を読んでいただきたい。

 このところ、世界はあまりに複雑な理由が絡み合った状態での、複雑な戦争が発生しています。すべて過去の歴史の事象に関連した事柄によるものです。

 先日お亡くなりになった漫画家の水木しげるさんんも、太平洋戦争で現地に派遣され、「戦争は死の世界」だといっていたようです。 人間は経験しないと戦争が悲惨なことだと気がつかないのは、本当に愚かだと思った次第です。事が終わって反省することなく、争いを始める前に気付いて欲しいです。

 以上、個人的なうっぷん晴らしでした。