火曜日, 4月 18, 2017

[4/18 Tue] ▽book やめてみた。

 今年の春は、何年ぶりかの大きめの花粉症に襲われた。そして、続いて咳の風邪に悩まされることになった。風邪がほぼ治るまで2週間を費やした。体はボロボロだったけど、毎日の食事は準備しなければならないので、気持ちを奮い立たせ、買い出しや調理は、いつも通り行った。
 ふと考えた。もしひとり暮らしだったら、何もせずに、ぼろ雑巾のようになり、部屋の隅で過ごしたかもしれない。人のためには体は動いても、自分のためには何もできないのだろうと思った。そんなこんなで、自分の誕生日もそんな日々の中で、通り過ぎていったのであった。

 なんやかんやで、結果的に専業主夫状態になってから、今年の7月で丸10年。このブログを書き始めて、今年の8月で丸9年。そのブログもなかなかメンドーになって、書き込みをしていない。特に「やめてみた。」わけではないので、気が向いたら、時たま書くことでしょう。

 ▽「やめてみた。」わたなべぽん著 幻冬舎刊 2016年7月発行


 著者は、夫と二人暮らしの漫画さん。自分の生活を漫画にしたエッセイみたいな本。
著者はさまざまなことを、やめてみたことをまとめている。
 やめてみたものは、炊飯器、テレビ、掃除機、ゴミ箱、メイク、服、コンビニ、スマホ、もやもや人間関係、お詫び(すいません)、充実させなきゃという気持ち、について書いています。
 これだけでは、わかりにくいので、詳細は本文を読んでいただくとして、どれもなくてもどうにかなるものだと考えるきっかけになった。
 まだ自分では保有していない「スマホ」についても興味を持った。スマホはインターネットに接続できて、常に手元で知りたいことを検索できるし、音楽や動画や、ゲームなどの楽しい機能もある。メールもLINEもスマホが手元にあれば、リアルタイムに閲覧、送信できるツールだ。
 強い気持ちを持っている人は、スマホの誘惑の奴隷になることはないだろう。だがしかし、心が弱ければ朝のアラーム起床から、食事、トイレ、入浴そして就寝時まで、片時もスマホを離すことなく、スマホの奴隷になってしまうのでないだろうか。それは、スマホ中毒といっていいほど、下手すれば、人間やめますか的な病的症状になっていくような気がしてしまう。
 あくまでもスマホが便利ツールであって、必要なときに強力な助っ人になればいいのだ。必要なときあればいいし、時にはあえてメール、電話、最新ニュースを遮断する時間があってもいい、いや遮断しなくてはいけない。まじめな日本人の仕事人間だったら、それこそ、プライベートの時間も失う24時間働かされることになってしまうかもしれない。

 今後、スマホの利用料金が安くなれば、自分もスマホを手にするかもしれない。しかしその場合には、使用を始める前や途中でも、スマホの利用の仕方が好ましいかどうかを、常に顧みる必要があるのだろうと思った。自分は心が弱い人間だから。


 

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