土曜日, 6月 25, 2011

[6/25 Sat] ▽哀悼 ピーターフォーク氏 

 先ほどYahooニュースでピーターフォーク氏が23日に亡くなったという記事を目にした。最近体調が悪いと聞いていたので心配に思っていた。
 中学生のときNHKで放送していたピーターフォーク主演の『刑事コロンボ』に夢中になっていた。土曜の夜、TVの前で亡き父と二人でワクワクして見ていた。今年に入ってからはAXNミステリーチャンネルでの完全版を毎週楽しみに見ている。全69話のうち今週は24話目であった。
 2週間ほど前に2005年に米国で出版され、昨年日本で翻訳出版された『ピーターフォーク自伝』を読んだ。そうなんだと驚いたのは、衣装の選択や、セリフの言い回し、あるいはアドリブを俳優に任せている点だ。あのコロンボの衣装を決めるとき、たくさん用意された服の中から、彼がスーツを選んだ。よれよれのレインコートは自分の家から持ってきたのもの。乗っているプジョーも何台も用意された車のうち、端の方で壊れかけていた車をフォーク氏が選んだ。こういう設定は監督が中心に決めるモノだと思っていたが、米国では役者がいろいろと決める権限があるようだ。スタッフみんなで作品を創りあげているといった感じなのだろう。そういえばハリウッド映画で渡辺謙氏も自らいろいろとアイデアを監督と相談したと聞いたことがあった。

 自分の人生の中において少なからずとも影響を受けたピーターフォーク氏に哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。

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