火曜日, 2月 17, 2015

[2/17 Tue] ▽book 昨日は暖かい日、そして今日は冷たい雨

 昨日の昼間の暖かい日から一転、今日は寒く、場所によっては雪が降る雨の日。

 こういう日の方が、花粉は飛びにくいので嬉しいのだ。

▽「オリエント急行殺人事件」アガサ・クリスティ著 花上かつみ訳 講談社青い鳥文庫刊 1999年11月発行

 正月にフジテレビ開局55周年特別企画の二夜連続ドラマ「オリエント急行殺人事件」を見ました。 (原作アガサ・クリスティ 脚本三谷幸喜 主演野村萬斎 他豪華キャスト)

 のぼうの城で面白かった萬斎さんの演技はいいですね。ドラマは面白かったです。

 日本のオリエント急行ともいうべき、ブルートレイン(北海道~大阪間)も来月三月に終了するとニュースで見ました。「オリエント・・」を読んだら、とっても豪華列車に乗りたくなりました。あとは日本ではJR九州で走るクルーズトレイン「ななつ星」になるのかな。でもこれってスイートが2名で150万円なんだよね(^^;) ゆくゆくは乗りましょう。

 「オリエント...」は、有名なミステリー小説として有名ですが、読んだことがありませんでした。それで、図書館にあった原作本を借りてみました。最近は静かに本を読んでいると、面白い本でもほぼ30分経過したあたりで、いきなり意識をなくすように眠くなってしまいます。なので話が連続する小説は読むのを控えていました。小説はきちんと読まないと、途中を読み飛ばしてしまうと、内容が理解できないからね。この本は子供にも読みやすいように、漢字にはフリガナ、難しい用語には、注釈がついているので、読みやすかったです。

 そして海外の小説は、言葉の言い回しが、なんか日本の小説の表現方法が異なるし、登場人物の人名も聞き慣れないせいか覚えにくい(特にこの作品は登場人物がとても多い)のです。でもこの本では巻頭に、登場人物一覧や地図などが載っているので、無事に読み進めることができました。 

 原作と違うんじゃないのと思ってたら、舞台がヨーロッパから日本に変えただけで、基本部分は原作に忠実だと思いました。

 原作の中に出てくる列車は、1930年頃のヨーロッパ各国を国境を越えて走ります。タウルス急行は、シリアとトルコ。オリエント急行は、トルコ、ブルガリア、ユーゴスラビア、イタリア、スイス、そしてフランスを走っています。今の時代ではヨーロッパを走り抜けるこの地域は、さまざまな出来事が起きている地域です。小説の中も、民族の性格の特徴を数多く表現しています。今も昔も、民族間の考え方、文化の違いが人々の対立を生んでしまう要素なのは残念です。




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