土曜日, 3月 29, 2014

[3/29 Sat] ▽Movie 「TIME」

 消費税が8パーセントになるということで、世間では消費税が安いうちにまとめ買いをしようとする風潮があるようだ。金額のはるものであれば大きな金額の差になるであろうが、そうでないものは慌てる必要ないと僕は思っている。
  約1万円分の生活品を買ったとして、来月以降3パーセント税率が上がれば、今買えば約300円の得になる。 自分も普段から10円、20円の安さを求めて買い物している’主夫’である。そういう僕が見ても確かに300円の差は大きい金額ではある。
  月曜日にオーケーストアに買い物に行き、そろそろ家の在庫がなくなるティッシュペーパーを買っておこうと売り場を見たら、いつものティッシュペーパー売り場ががらーんとしている。隣のトイレットペーパーでさえ、品薄状態であった。水曜日には薬局に歯間ブラシを買おうと行くと、レジには長蛇の列。その日からポイント5倍ということもあり、雑貨を求めての’主婦’たちが並んでいた。

 みんなが買っているからという、世間の流れにのってしまっている人々が少なからずいるのだろう。でも違う心理もあると僕は考えた。 それは’正当な理由’で欲求不満の解消をしているのではないかということ。
  普段から10円、20円という節約、節約で一生懸命、頭を使って買い物しているのだけど、今のこの時期は少しでも得になるのだからという理由によって、背中を押されて、留め金が外れたような気持ちで、買い物をしてしまっているのでは、と思うのである。買い物は金額の小さい、大きいにかかわらず、「買う」という行為でストレス発散できるので、これ幸いと購入していると、勝手に分析しているのである。

 ちなみに今朝の「所さんの目がテン!」で、ストレスから解放されると、人は開放的になり、高価なものでも’ごほうび購入’してしまうのだ、とやっていた。


 で、「TIME」という映画では、お金に代わって自分の寿命を支払う仕組みの世界を描いている。

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▽「TIME」(原題’IN TIME’) アンドリュー・ニコル監督 20世紀フォックス 2012年作品
 
 人間が老化することがなくなった未来。人間の成長が25歳で止まり、働くことで通過の代わりに時間という寿命を得る生活。腕にカウントされる時間が0になると死んでしまう。
 スラムゾーンに住む貧困層の人々は、毎日毎日働いて、自転車操業のような日々を送っている。それに対して、富裕層の人たちは多くの時間、つまり永遠の寿命を持って生活をしている。事故に遭うことさえなければ、生き続けることができるから、富裕層の人々は危険なことは避ける生活をする。そんな人間の娘として生まれた女性が、貧困層の男性に惹かれ、共に格差社会のこのシステムを破壊する活躍を描く。ラストシーンは、たぶん日本で作った映画だったら、真逆の展開になっただろうと推測する。
 
 今の時代、世界不況からまだ脱出できない国々で、社会格差はますます大きくなっている。その格差は、犯罪を引き起こし、そして国同士のいさかいにまで発展する。世界経済がうまく動いていれば戦争は起こらない。地球上のすべての人たちが平和な日々をおくれるよう望みます。
 
 
 

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