土曜日, 4月 12, 2014

[4/12 Sat] ▽books 断舎離2冊

 サクラの花も散り始め、夜間は冷え込むものの、日中は初夏を思わせるような気温になることもある、今日この頃。食欲が旺盛になってしまっている。ひさしぶりに体重計で測定すると、数年前のビーリー・ザ・ブートキャンプでカラダを絞った頃に比べて、10Kg弱も増えている始末に。これは考えないといけないと、あまり深く悩まずに、よく食べているのである。
 
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今回は断舎離の本、2冊。
 
 
▽「断舎離流 素敵な出逢いがやってくる モノの捨て方」 やましたひでこ著 KADOKAWA刊 2013年11月発行

 著者のやましたさんは、断舎離を様々な角度から見た方法論を本にしています、その一冊。
断舎離の「離」、つまり手放すことに焦点をあてて、いろいろなアイテムごとにその手放し方を紹介しています。基本はモノは収納せず、ホントに自分にとって必要とするモノだけを残して、あとは手放すこと。
 ほほ~、と思ったのは親が、いい着物だからと、娘にあげたりするのは、親が勿体ないといって捨てられないので、子供に投げてしまっているというもの。また、もらったお土産で、置物や小物など自分が素敵と思わなければ、それは手放していいのです。お土産はもらったときに「ありがとう」という気持ちを相手に伝えれば、あとは捨てると相手に悪いとか気にしなくていいのだと。ついつい頂き物は捨てられないよね。感謝が重要なのだ。
 大事なことは、家族のモノがたとえ自分がいらないと思っても捨ててはいけないこと。自分のモノだけをきちんとしていると、家族も自然に同じように行動するという不思議もあるのだ。

 振り返ると自分は、モノを捨てられないタイプ。捨てられないから、ネットオークションで売ろうと思っているのだけど、超めんどくさがりや僕は、なかなか実行に移せない。背中を押してくれる人がいないかなぁ。人任せかい!
 ちなみに、この本でものすごく気に入った点。本の紙は少し黄色で、文字が黒では無く、茶色なのです。これは目が疲れなくて読みやすい。電子書籍の本はほとんど利用したことが無いのでわからないけど、バックの色と文字の色を変えることが出来たら、いいのではないかと思ったのでした。




▽「モノも気持ちも溜め込まない! 夫婦の断舎離」 やましたひでこ著 すばる舎刊 2014年1月発行

 この本ではモノを手放す、いわゆる「断舎離」から始まり、最後には「夫婦」という’形態’を考えるところに到達することについて書かれています。著者が今まで出合った多くのパターンのモノを捨てられない夫婦を例に挙げて、どのような考えでモノを手放すかを指南しています。断舎離とは’生き方’そのものを追求する方法であることが、この本では強く書かれています。
 タイトルを見て、夫が妻に断舎離されてしまうのでは?、と思われるかもしれないが、妻の断舎離によって実際に離婚になることもあれば、反転、二人の仲が以前より良くなるという。断舎離とは奥深いモノであると今回も思い知らされた。


気に留めた文章は多々あるけど、かいつまんでピックアップ。

『何もかも思いどおり、というわけにいかないのが結婚生活です。そうなると、口から出てくるのは不満や愚痴ばかりになってしまいます。つまり、快も不快も積み重なっていくのが夫婦関係です。』

ふ~ん、夫婦ってみんなそういうモンなんだ。



『(略)私たちは、自分の思ったことを相手に対してやってほしいと思ってしまうんですね。(略)そして、自分は変わりたくなくて、相手に変わることを求めている。自分が変わろうとするときも、変える努力をするのではなく、誰かが魔法みたいなもので自分を変えてくれないかと期待してしまう。でも、それでは、どこまでいっても他人に依存して、他人を責めることのくり返しです。』

悪いのは自分じゃない! 相手なんだ!とついつい考えがちですが。。。反省。



『私は、「男はバカで、女は賢くない」と思っています。それが夫婦関係なんですよね。だから、妻は賢く立ち回ればいい。上手に褒めてあげることで、夫を操縦できるだけでなく、家も、自分の不機嫌もスッキリ片づくのです。』

 なるほど、男は褒めてのばすのですね。これって妻側からの視点だけですね。この本は夫婦の妻向けの本だったのか!? 今気づいた。



『表題<片づけられないうしろめたさで毎日が憂鬱 ダメなことじゃなく、できていることに目を向けて>
「片づけられない」と思うから。苦しくなる。でも、「今は片づいてないけど、それは一時期片づいていないだけ」です。』

 そう、未来は明るいのだ!



『「今はできてないけど。またやる」それでいいのです。うしろめたさや罪悪感を捨て去ったら、自分自身がごきげんになれます。毎日が憂鬱じゃなくなれば、「今日は片づけようかな」という気力も湧いてきます。』

 そうなんですね。ついつい自己嫌悪に陥る自分です。いい面もきちんと見て、少し図にのるのがいいかもね。



『表題<伝え方で関係性も変わる 「○○してよ」ではなく「○○ならうれしい」> 「○○してよ」は命令です。(略)相手に何かしてほしいことがあるときは、「○○してほしい」と言えばいいのです。 』

 なるほど、メモメモ。



『表題<伝わるのは内容ではなく態度>
 相手に「して」「させよう」と思うのではなく、「こうしてくれると私はうれしい」という気持ちに焦点を当てて伝えるよう心がけたからです。そういう気持ちでいると、言葉でポジティブさが宿り、相手に不機嫌は伝わらないのです。』

 態度が重要だったのね。



『(著者の息子さんが独立するとき)「独立する限りは持って行くこと」「実家はあなたの物置でも
ゴミ置き場でもないので」と、息子に言い続けていましたから、彼も文句を言いながらもそうしま
した。だってそれが自立ということです。』
なるほど、親も子供の持ち物を遠ざけることで、子離れになるということですね。巣を飛び立つと
き、きちんとモノの整理が必要と言うこと。

 実家は物置じゃないぞ!ってことだね。我が家では子どもたちにいえるかな!?



『<おわりに> 自分の日々の暮らしを、小さな不平不満愚痴でいっぱいにしていくのか、自分の
日々の生活を、ささやかな充足で満たしていくのか。』

欲張ってはいけません。「ささやかな充足」が大事。腹八分目って感じか。


以上、目からウロコ的な話の数々でした。






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