金曜日, 9月 26, 2014

[9/26 Fri] ▽朗読 ラジオのおばさん 

 NHKの連続ドラマは、大好きな多部未華子ちゃん主演の2009年「つばさ」からちょくちょく見るようになり、2010年の「ゲゲゲの女房」から毎日のように見る習慣となりました。
 
 明日で最終回の「花子とアン」。先日NHKの番組で「花子とアン」の脚本家の中園ミホさんと美輪明宏さんの対談番組で中園さんがいっていました。
この脚本を書いていて、太平洋戦争に突入し始めた時代のこの頃と、現代の状況がとても似ていると。
 
  
▽CD「花子からのおはなしのおくりもの」朗読:村岡花子 ユニバーサルミュージック 2014年4月発売

連続ドラマ「花子とアン」の主人公である村岡花子が、昭和8年から14年に童話などを朗読したものを録音した複数のSPレコードから9つの作品をCD化したものです。1作品は7分前後の長さです。時代は日中戦争の頃です。そして米英との戦いが始まる太平洋戦争が始まる前年までの音源です。
 NHKのドラマでは、吉岡由里子が扮する花子がJOAK(NHK)ラジオにて、「子供の新聞」というコーナーで子供対象のニュース番組を再現しました。ドラマで花子が読む原稿のスピードの方が、この朗読よりゆっくりです。朗読はわりと早口で、現代の朗読よりも早いです。たぶんSPレコードの録音時間の制限があったこともあるのでしょう。BGMで使われている音楽が、戦前を感じさせる曲や唄で、古さを感じさせます。
 
 1番目は「フランダースの犬」です。80年ほど前にすでに「フランダースの犬」は知られていたのですね。

ジャケットの写真を見ると、若い頃の花子は、ドラマの吉岡由里子に似た感じもあります。ドラマでの最終週あたりの年齢の頃は似ていないですが。
 
 映像のない音声だけの朗読は、想像をかき立てられて、いいものだとあらためて感じたのでした。


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