水曜日, 3月 20, 2013

[3/20 Wed] ▽宇宙になぜ我々が存在するのか

▽「宇宙になぜ我々が存在するのか」 村山斉著 講談社刊 (2013年1月発行)

 
これは面白い! 難しい科学の世界をとてもわかりやすく解説している。昨年日本を含めた研究者が発見し、つい先日学会が正式に存在すると発表された「ヒッグス粒子」が宇宙を、そして人間ができあがるのに大事な存在だったことを知った。
 現時点の宇宙ができたのは、はるか137億年前。原子よりも小さなモノが膨張し、3ミリくらいの大きさになり、そしてビッグバンが起きたとされている。この世界のすべてのモノが素粒子でできている。人間も同じだ。僕は読んでいて仏教の「輪廻転生」はあり得ることなのではないかと思った。今科学的にわかってきていることは、せいぜいこの100年くらいの間に判明したことだ。仏教が作られた頃から生まれ変わる考えがわかっていたのでは、と驚いてしまう。

我々が住むこのとてつもなく大きな宇宙も一つだけではないのかもしれない。また異なる次元の世界も存在するかもしれない。 
 
 
 まだまだわからないことばかりでもある。この本を読むと早くこの世界のことを、いろいろと知りたくなる。この世界を宇宙から俯瞰的に見ることができる。戦争なんかで人材やお金を浪費していることは馬鹿らしくなる。是非、今武器を持っている人たちにこの本を読んでもらい、武器を捨ててもらい、争いごとはやめにして、みんなで研究しようじゃないか。もちろん世界の軍事費はすべてこの謎を解くために費やそうじゃないか。
 
 

是非中学生や高校生に読んでいただき、日本が世界に誇る科学者になってほしいと思う。
 
 追記(2013/3/22) 今日のニュースで通説になっていた宇宙誕生から137億年は、1年古い138億年であることがわかったそうです。

0 件のコメント: