金曜日, 10月 04, 2013

[10/4 Fri] ▽走り重視のKカーが消えていくのは寂しい。。。




三菱自動車のアイ。エンジンがリアのタイヤの前に積んであるミッドシップの後輪駆動車。いわゆるスポーツカーのようなレイアウトだから、走りもキビキビと走る。運転していて楽しい車、気持ちがいい車だ。最近の燃費を最大重視してチューニングした仕様のハイブリットでは味わえないのり味の車だ。このアイも今年の3月で生産中止となってしまった。

 三菱自動車のホームページには先月の9月まで三菱アイは、ラインアップされていたが、






10月になってとうとうラインアップから消えてしまった。

 このところ、各社走りを重視した軽自動車は姿を消している。たとえば、スバルのR1、R2。スバルがトヨタの傘下に入ったため、合理化のため軽自動車自体、自社生産の開発をやめてしまうことになってしまった。
 スズキもセルボ、ダイハツのソニカも走りの評判が良かったが、発売してから短い時間で生産中止になってしまった。
 軽自動車の世界では燃費第一、スポーティデザインより真四角で室内の容積が大きいクルマが好まれているのが今の日本の軽自動車市場。売れる台数が少ないクルマは生産中止に追い込まれてしまう。
 デビューの年にグッドデザイン大賞を獲得した三菱アイも、今年の新しい燃費第一のクルマの登場とひき替えに消える運命になってしまった。三菱ではすでに姿を消したパジェロミニとアイはプレミアムカーとして、一つ上のグレードの軽自動車として販売していた。プレミアムカーといえば、最近はホンダがN oneをプレミアムカーとして売っている。走りをうたっているのはこのクルマだけの状態のようだ。ちなみに三菱アイと同じデザインで電気自動車のアイミーブは存在するので、内燃機関仕様は消えたものの、EV仕様があることはうれしい。
 後は、最新のオープンカータイプの軽自動車を、現在数社で開発しているようなので、2シーターとしての’走りの’軽自動車はしばらくして登場するかもしれない。でもそこまでスポーツ仕様でなくて良いから、4人乗りで気持ちいい走りの、そして流れるようなデザインのクルマがもっともっと登場して欲しいのだ。





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