日曜日, 6月 21, 2015

[6/21 Sun] ▽books 2015年上半期に読んだ本を振り返る(2)

 続けて本の紹介です。

 
 
▽「考えないヒント アイデアはこうして生まれる」小山薫堂著 幻冬舎新書刊 2006年11月発行

 著者は放送作家からを出発点に様々なことを仕事にしている方です。あの「カノッサの屈辱」、「料理の鉄人」、「世界遺産」とヒット番組を作り出しています。僕は土曜日の朝のFMラジオでパーソナルティとして聞いていて、優しい語り口調の著者の’実態’をよく知りませんでした。
 この本を読むきっかけは、片づけの本多さおりさんの愛読書にあったので興味を持ったからです。

 この本の中では「偶然力」を紹介しています。

『多分、何の意味もない偶然というものは、実はありえない。すべて必然に向かった偶然なんだと思うんです。偶然が偶然を呼び、つながっていく。この「偶然の連鎖」を起こす力が、「偶然力」です。』

『仕事イコール「仕える事」ですよね。僕は自分がやりたいからやるだけであって、誰かに仕えてやっているわけじゃない。「自分がしたい事」、つまり「志事」や「私事」なんです。だからあまりプレッシャーを感じることなく、いつも楽しんでいられるのかもしれません。
「ここで断っちゃったら次の仕事が来ないかも」というのは、確かに不安かもしれません。でも僕は、自分の選択した先に一番いい未来があると思っている。自分がやりたいことを主張したために仕事がなくなったとしても、「きっとあそこで仕事がなくならかったらすごくハードワークになって、病気して倒れたんだ」と思う。仕事がなくなったらなくなったで、「ああ、よかった」と思えるんです。』

と、非常に楽観主義の著者です。

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▽「もっと知りたい 無印良品の収納」 本多さおり著 メディアファクトリー(KADOKAWA)刊 2014年9月発行

 このブログでも過去2冊紹介している整理収納コンサルタントの本多さおりさん本。上記の本もこの人の愛読書の一冊というので読んでみたのでした。無印大好きで、無印で働いたこともある著者が、自宅の無印良品の商品を紹介しています。部屋の収納商品の7割が無印だとか。

 以前の本でも拝見している本多さんのご自宅が今回もとても整理されています。そして無印によって「進化」しています。無印のデザインは、Appleのコンセプトにも共通している感じで、飽きの来ない、シンプルさが魅力です。できるなら無印の製品で部屋のすべてをコーディネートしたら、いい感じの部屋になるだろうな。

以下さおりさんの収納の教え。

収納は日々更新、収納には常に毎日アップデートが必要です。実際に自分で毎日使っている中で、「これは手間の方が取り出しやすい」「上段に入れたけど、使う機会が意外と多かった」など、
気づくことは多々あるはず。その小さな滞りを見過ごさず、改善を繰り返すことで、生活は格段とラクになり、理想の暮らしへと進化していくのだと思います。

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▽「掃除・収納のきほん」池田書店刊 2007年11月発行

  全体がカラーイラストで、さまざまな部屋ごとに、掃除の仕方、収納のアイデアを紹介していて、こんな場所ではどうしたらいいか辞書的な使い方ができます。
 今回そうか!と感動したのは、ベランダの雨水が流れるくぼみの掃除。いつも枯れ葉やプランタの土を取り除くのに、ちり取りでとりにくかったのだけど、カットした牛乳パックが簡易式のちり取りになるアイデアが気に入りました。

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▽「人生が10倍良くなる照明の法則」中島龍興著 講談社刊 2008年3月発行

 著者は照明会社にも勤務していた経験もある大学客員教授です。照明によりうつやストレスからの回避方法などを科学的に説明しています。
 
 日本では、夜は白く明るい蛍光灯で部屋全体を照らす家庭が多いといっています。夜は欧米のようにオレンジの光で、 間接照明や足下を中心に照らすなどした照明方法が好ましいといっています。
 我が家の部屋にて昨年行っていたセルフリノベーション(まだ完結していないので途上なのですが^^;)でも、リビングの照明のリノベーションを計画しているのですが、何せ予算の都合上、まだ手つかずになっています。

 住みたい家として考えている僕の理想は、朝は太陽の光で目が覚め、日中はサンサンと部屋の隅々まで太陽の光が届き、 夜には暖かい色の照明が、間接照明のようにほんのりと照らしている生活です。
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▽「ドイツのキッチン・ルール」久保田由希著 誠文堂新光社刊 2012年5月発行

 以前読んだイギリスやフランスのキッチンの紹介した本では、鮮やかさが目立つキッチンなのに対して、ドイツのキッチンはシンプルで、整然と調理器具などが並んでいるように思えます。国民性が出るものなのでしょうか?
 システムキッチンのデザインも白が基調のシンプルデザインが多いように思えます。個人的には、このシンプルデザインは好きですが、鮮やかで賑やかな、まるでバンガードビレッジのお店のようなキッチンも魅力的だと思っています。

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▽「森泉流手作り雑貨 MY "DIY" BOOK」 森泉著 宝島社刊 2014年7月発行

 TV番組で見る森泉さんのDIYはとても魅力的。見ているだけで、こちらもやりたくなってしまいます。
 本書の中にも書かれているけど、自分が気に入ったもの(森さんは例えばドアノブを即買いとか)があったら、買っておいて、ストックしておくのだそうです。気持ちは良くわかるけど、お金に余裕がないとできません。また、お金がかからないもらったものの気に入った包装紙やリボンをとっておくというのは、自分もやるけど、ある程度の広い収納スペースがないとね。

 あと森さんはDIYのための部屋を持っているのが、とてもうらやましいです。
是非僕もガレージを兼ねたDIYルームが欲しいなぁ。



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