金曜日, 9月 18, 2015

[9/18 Fri] ▽TV 「花燃ゆ」と現在

 今日、先日日曜日に放送されたNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』の録画録りしたものを見た。この回の話は、長州、薩摩、土佐藩が、徳川幕府を倒し、明治政府の確立を行おうとする時だった。
 
 
 このドラマの舞台は長州藩の世界を描いている。長州藩の大奥や藩の武士達は、今までの社会の仕組みが、完全になくなることを恐れていた。自分たちがどうなるのか、どう生活していくのか、見たことも聞いたこともない制度に移行することに、不安だらけであった。
 
 我々は過去の歴史を知っている。江戸幕府から明治政府への移行は、大きな流れから見たら西洋社会に肩を並べるための始まりとして、成功したといっていいのかもしれない。それはもし移行しなかったら、西洋諸国からの武力攻撃により、日本は分割され、西洋の国々の植民地になっていたかもしれない。それは我々人間はわからないことだ。
 
 現在に目を移すと、安倍政権による新安保制度を法律で決めようとしている。まさに今夜参議院の本会議での可決が行われるかもしれない。(現在19時時点ではまだ決議は行われていない)
くしくも長州は今の山口県。安倍首相の出身地だ。今回の法案について賛否が激しく対立し、反対する人たちは、最近日本で見られなかった程の大きなデモも行われている。
 
 安保法案が今後の日本や世界における未来への影響は、神しか知り得ない。神の歴史の杖のひと振りで、今までの法律の方が結果的に良かったことになるかもしれないし、神の杖を別の方向に振りかざしたら、安保法案が可決、実施したことが結果的に大きな意味での正解になるかもしれない。
 
 どちらが将来の日本に、そして国際社会に幸せになるかは誰にもわからない。そのためには議論、議論、議論を行い、極力多くの国民の理解を深めての決定が望まれるのではないだろうか。
 
 今回の安保法案のことにより、多くの若者が無関心だった日本政治を直視するようになった点は大きく評価していいのではないかとは思う。
 
 
 

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