木曜日, 3月 24, 2011

[3/24 Thu] ▽今日の店まわりと最近読んだ本

 今日稲城市のスーパーに行ってみた。ここでは品揃えはないもののお米はあった。そして納豆とカップ麺はなかった。昨日発表された葛飾区の金町浄水場での放射性物質が検出されたことによるのだろう。赤ん坊や小さな子どもを連れたお母さんが数多くお店に訪れ、ミネラルウォーターを買い求めに来ていた。でも棚にはジュースはあるのの完売だった。
 平和な時を長い間過ごしてきた我々には、このモノがない状態は異常に見える。でも今までの豊かさというものが、このような生活に不便になって有り難さを感じる。病気なって初めて健康の大切さを身にしみて感じるのと同様なのかもしれない。
 金町浄水場と聞いて懐かしかった。24,5歳のとき、この浄水場内に設置する表示制御盤装置とポンプ装置などをつなぐコンピュータの通信システムの開発に携わったことがあるからだ。場所が場所だけに現地では、建設業者の工事用プレハブの事務所で作業をしたり、浄水場の施設内ではヘルメットをかぶっての作業だった。あれから25年以上も経つわけだから老朽化した’あの’コンピュータはとっくになくなっていることでしょう。
 
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 東日本大震災が発生する前に読んでいた本。『持たない贅沢』 山﨑武也(三笠書房)
おもて表紙の裏のことば。
 「持たない」ーーーこれが生きる流儀
 「欲張り」という言葉がある。あれもこれも手に入れたいという気持ちは、人には少なからずあるが、欲張れば欲張るほど自分をそして人生を見失う。本質が見えなくなる。
 必要以上のものを手に入れたとき、支配されるのは自分自身である。
 身も心もいつも自由であることこそ、最高の贅沢である。

 この本の著者は70代の人生を長く生きている方だ。この本を読む前に最近、整理整頓関連の本を立て続けに読んでいて、ものが少ない生活がいかに心が豊かになるかを知った。モノでも食べ物でも豊かさは腹八分目が良いのだ。
 こじつけになるが、このところ買いだめする人がいるが、心を貧しくするのではと思う。

 『時間整理術!』はマンガ家、イラストレータの一日が今までいかにだらだらと無駄な時間を過ごしていたかを見直して、有意義な時間を過ごす生活になったかを記録したマンガだ。わかっていたことが改めて、そうだなぁと思い起こされた。
 「宗教史」は紀元前から今日までの宗教の歴史について書かれている。今いろいろと起こっている中東諸国のイスラム教のこともどういう歴史があるかわかる。人類はいかに宗教と密接に生きてきたか、そしてどの時代でも必ず宗教間での争いが存在する。もし日本も過去に訪れた南蛮渡来の人たちが、日本を植民地化していたら、今の日本とはまったく異なる宗教文化の国になっていたかもしれない。


 この本はあのTVドラマの原作本。TVと同じく面白くてどんどんと読み進めてしまう。TVの脚本とは違うのは当たり前かもしれないが、TVドラマの表現は、原作本にはなく詳細に描いているところもある。主役の女性の心情もTVの方がはっきり表現されているようにも感じた。
 直に映画版が公開されるようだ。これはまたどのように表現されているか楽しみだ。

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