火曜日, 8月 09, 2011

[8/9 Tue] ▽定型と非定型


 ◇書籍『非定型うつ病』(貝谷久宣著/主婦の友社刊)

 7年ほど前にうつ病を発病したとき、その症状は’由緒正しい!?’この書籍でいう「定型うつ病」そのものであった。そのときは、ずーと、何もしたくなくて、何にも興味がでなくて、笑顔がなくなって、生きている意味を考えてしまう。そんな感じだった。
 現在はそんな感じではない。気持ちの切り替わりで変化する。だから、これはホントにうつ病?と自ら疑ってしまっていた。でもこの本を読むと症状が『非定型』とピタリとあっていた。だから今は’胸を張って!?’「非定型うつ病」であると言える。「なーんだ!良かったやっぱりうつ病だったんだ!」って喜んでいる場合ではないのだが。。。 今の世の中、この「非定型うつ病」の患者が多いようだ。

 この本を読んでいて今まで読んでいた本の内容と共通している点をいくつか見つけた。例えば非定型うつ病の治療の一つの方法として「マインドフルネス」というのがあり、これは常に「いま」という瞬間を意識する訓練で、「いま」を一生懸命に生きる練習である。これは「断捨離」の考え方とも共通する。またこの本で「掃除」をするのも一つの治療法と述べている点も、人生をより良くするという断捨離の考えと共通する。
 あるいは今の行動を自分自信でモニターして、自分の行動を実況中継をするというもの。「今洗面所で顔を洗っています」など。これはお坊さんの小池龍之介著の「もう、怒らない」で、今自分が怒っているとき、「今自分は怒っている」と冷静に考えることで、心が静まると教えている。

もう一冊。 
 ◇書籍『セロトニン睡眠法』(有田秀穂著/青春出版社刊)
 この本は脳ストレスに強くなるための方法が書かれている。セロトニンとは脳内の神経伝達物質。うつとも非常に関連する物質である。この本の中に書いてあった内容で、うつ病で静養しているとき、うつから逃れようと何かに没頭すると、性格的にのめり込みすぎて、新たに精神面を乱す事例があると書かれていた。心当たりはある。

 大事なことは「楽しく生きること」なんだよね。ラテン的にね。

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