木曜日, 5月 16, 2013

[5/16 Thu] ▽book 「暮らしの手帖 続・わたしの暮らしのヒント集」

 
▽「暮らしの手帖 続・わたしの暮らしのヒント集」暮しの手帖社刊 2012年11月発行

 この本を眺めていると歳をとってからの不安を解消させてくれる気がします。
この本には30代、40代、50代、60代、70代、80代の様々な人たちの普段の生活を紹介しています。
職業もデザイナー、スタイリスト、料理家、画家、エッセイストなどいろいろです。どの方の生活も'MyWay'の自分が信じる生き方をしていると感じました。
 皆さんは特にお金に対して贅沢な生活をしているようには見えません。時間の使い方や趣味についてそれぞれの自分なりの'贅沢'を楽しんでいるように感じました。僕も本にでている方達のような生き方を目指したいです。

 様々な達人達のコメントの中で、ビビビと気持ちを感じたものをピックアップ。
 順不同、異なる達人で似た内容の重複もあります。


慌てないようにしています。時間は大切ですが、時間に縛られ過ぎると、ほかの大切なものをなくしてしまいます。

 
直感は、何ものにも勝る判断基準になります。その場で生まれてきた感覚には、経験値が凝縮されているからです。経験不足から間違うこともありますが、直感を大切にすることで、自分の目が育っていきます。

既成の物差しに頼ることなく、自分の目を基準に、物事の価値を判断するようにしています。

もの作りは、結果よりも過程が大切です。でき上がりの結果ばかり気にするのではなく、小さな目標のひとつずつ積み重ねながらも、そこに到達していく時間を大切にするほうが楽しいと思います。

旅先でも日常でも、風を意識するようにしています。その場の空気感や風の流れが、そのときの記憶を呼び起こし、デザインにつながることがあります。

「朝は必ずこれを食べなくちゃとか、旅に出たら必ずこうしなくちゃとか。そういうことをあまり考えないのです。(中略)大事なのは、ルールを作り過ぎないこと。そして、そのルールを人に押し付けないこと。暮らし方や生き方は、人それぞれでいいと思うのです。決めごとに忠実でいるよりも、各自がそのとき一番したいことをしたほうが、無理なく、みんなが元気でいられるから。もちろんそれも、人に迷惑をかけず、節度を持って行動することが前提です。」

自分の直感を大切にし、情報に翻弄されないようにしています。子育ても、まわりと比べることなく、自分と子どものペースで進めていきます。

わたしは電子レンジを使いません。その代わりにせいろの「蒸し鍋料理」を積極的に取り入れ、健康的な食生活を心がけています。

「祖父母の暮らし質素、倹約そのもの。外食は無駄だと、どこへ行くにもお弁当を持って出かけましたが、それはドイツではふつうのことなんです。ドイツの個人消費の割合は、日本よりずっと低いんですよ。」

常識はひとつではないと思っています。だからこそ、自分の基準をしっかり持ち、また同時に、他人の意見にも耳を傾けます。」

直感を信じます。いくつかの選択肢で迷ったときには、頭であれこれと考えるよりも、好きか嫌いか、楽しいかそうでないか、自分の直感に立ち戻るようにしています。

心を自由にしておくと、良いアイデアが浮かぶので、自分の時間とペースを大切にしています。

子どもに対して、感情的に怒ることはしません。怒りでは何も伝わらないからと思うからです。

ゴールにたどりつくまでの道のりを想像して、どういう行き方が楽なのかを考えるようになりました。困難な方法を尊ぶ人もいますが、わたしは自分の身体と心が喜ぶ方法を優先します。

計画どおりにいかないとイライラの原因になるので、緻密な計画をたてないようにしています。

ものを選ぶときも、蘊蓄や来歴には一切とらわれません。でも、好きなものにどんな背景があるかを知るのは楽しみです。


まだまだ気になった文章がいっぱい。
できれば、この本を本棚に置いて、ときに開いて人生のスピリットをチャージできればいいと思います。

0 件のコメント: