火曜日, 7月 16, 2013

[7/16 Tue] ▽books 暑いと本も読めないのだが。。。














 

▽おもしろ遺伝子の氏名と使命 島田祥輔著 オーム社刊 平成25年4月発行

最新の遺伝子の話のほか、新しい遺伝子を発見した研究者が自分で遺伝子に命名できることから、変わったネーミングの遺伝子を紹介している。
satori(悟り)、Izumo(出雲)、OTOKOGI(侠気)、bozozok(暴走族)、atsugari(暑がり)、ebi(えび)、taco(タコ)などなど。それなりの遺伝子の特徴をしめしていたり。そうでなかったりとネーミングは様々です。
遺伝子からどのように生物の体が作られるかというと、
DNA→RNA→タンパク質→体
となる。う~む、難しい。
とにかく遺伝子研究、つまり分子生物学を深く深く研究することで、治らなかった病気も治すことのできる手がかりをつかむことができるかもしれない。先日のアンジェリーナジョリーが遺伝子の検査で乳ガンになる確率が高いから手術をしたのも、同じ遺伝子研究ですね。
しかし生物って不思議だね。解明できた一部のことをみるだけで、なんでこうなってるのか、これは神のみしか創ることのできない世界なのだと改めて感じてしまうのだ。

ちなみに人間が母親の中で人の形になるまで、卵子から始まり、魚の形になり、は虫類のような形になり、そして動物、最後に人の形に、と進化の過程が形となっているのでは、ということも書いてありました。























▽「カラスの親指」 道尾秀介著 講談社文庫刊 2011年7月発行(2008年単行本刊行)

面白かった! 読んでいて絵がすんなりと映し出される感じ。人生に敗れ、サギを仕事としている中年の二人組のお話。
確か5月にTBS-TV「王様のブランチ」のDVD紹介で阿部寛主演の映画「カラスの親指」をやっていました。この作品の中であまちゃんの能年玲奈が出演していたので、観たくなったのでした。でも図書館のDVDにはまだ作品がなく、小説を予約したのでした。著者の道尾さんは直木賞作家というのも初めて知りました。
僕の大好きな映画にロバートレッドフォード、ポールニューマンの「スティング」があります。'30年代のアメリカを舞台にした詐欺グループの話。大逆転劇でスカッとさせてくれる物語でした。この小説はその映画を思い出させるような詐欺の話であり、逆転劇のまたその逆転劇のほほうと言わせる結末でした。
また是非道尾さんの本を読んでみたい。




























▽「造形工作アイデアノート」パンタグラフ著 グラフィック社刊 2010年10月発行

1ヶ月前に図書館に行ったとき、中央にある図書館が選んだ本みたいな棚のあった本。手にとって中をぺらぺらめくったら、おもっしろーと思って借りたのでした。
CG全盛の時代に、手作りで模型を工作するためのノウハウがたくさん詰まっている本です。こういうことを僕はやりたかったのです。自分独自の作品を創る手法の一つとして「アリモノ」というのがあります。世の中の様々な商品などの一部を利用して、手を加えて全く新しい創造物に変身させます。こういうのもとてもワクワクさせます。僕が小学校高学年から中学校時代に、いらなくなったスプレーの蓋とか、ゴムの部品とか、いわゆる廃物で何かを創るのが好きでした。今でも使い終わった容器など、気になる形のモノが捨てられなかったりします。その製品の形にほれぼれするからです。
本の中ではパンタグラフという会社の作業場の写真も掲載されていますが、僕にとって夢のような世界に思えてしまいます。
 
このノウハウ満載の本の中にあった著者の言葉をピックアップ。
「大事なことは”まずやってみる”こと。(略)まずは”こうすればいいんじゃないかな”という自分の勘を信じて進めてみればいいのです。他人のやり方とは違うかもしれませんが、それが素晴らしいオリジナリティに発展するかもしれません。」 

 



 
▽「キャットトレーニング」ミリアム・フィールズ-バビノ著/今西孝一監訳 ペットライフ社刊 2007年10月発行
 
テレビドラマや映画で演技する猫がいます。まるで犬のように言うことをきいたりしますが、訓練すればオーナーのいうことに従ってくれるかも。
この本では「お手」や「お座り」の教え方などについて書いていたり、仕付けについて書いてあったりします。普通の猫の飼い方といった本とは異なった本だと思います。
いうことに従う猫もいいけど、あのツンデレさが猫の良さでもあるよね。
この本の後ろのほうにも書いてあったけど、飼い主のいない多くの猫ちゃん達が処分されています。ペットショップで購入を考える前に動物保護施設から、譲ってもらうなどの方法も考えて欲しいですね。
 


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