水曜日, 10月 05, 2011

[10/5 Wed] ▽テレビとともに

『マエタケのテレビ半生記』 前田武彦著
    今年8月に亡くなった前田武彦さんの自分のテレビ人生の半生を綴った本です。96年に週刊誌で連載し、03年に単行本となったようです。マエタケさんは放送作家とともTVに出演するタレントでした。僕が子どもの頃、夜のヒットスタジオやゲバゲバ90分で良く拝見していた人でした。とても知的でユーモアがある人だと当時感じていました。文章はとても読みやすいです。それは放送作家ならではなのかもしれません。マエタケさんは日本のTV放送が始まった時期からテレビ、ラジオで活躍していました。TVとともに生きてきた人生だったのです。

    この本には思わぬTVでの発言から、自分の考えとは異なる解釈をされ、それによりTVから去ることになるという非常に残念な事実が書かれています。いつの時代も心ない人たちがいるものです。今のインターネットでの誹謗中傷を書くのと同じく、昔も真実とは違ったことを勝手に信じて、他人を攻撃してしまうものなのでしょうか。
    本書の中でマエタケさんが妻に話したこんな言葉がありました。「司会者っていうのはね、歌手や俳優とちがってパッと咲いてパッと散る仕事じゃないよ。麻薬とか暴力団とか、そういう犯罪に関係しなければ大丈夫」。今の時代大丈夫じゃないことをやる人は多くいるようですね。
    昨年フジテレビの日曜の朝にやっていた大橋巨泉、小沢昭一と前田武彦の対談番組でマエタケさんを見たのが最後でした。

『ひと目でわかる断捨離入門』 監修やましたひでこ マキノ出版     やましたひでこさんの断捨離をイラストや写真を多く使用し、本を読み慣れていない人でも雑誌風になったムック本。 内容はやましたさんの「断捨離」のポイントをまとめたダイジェストと、実際に断捨離した一般人の成功例を多く紹介しています。僕は断捨離本を読む度に感動し、「よーし、やるぞー」と読みながら宣言し、本を読み終わるとその宣言を忘れてしまうという繰り返しです。僕には行動力をつける本を先に本を先に読むべきなのかもしれません。


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