火曜日, 11月 11, 2008

[11/11 Tue] ▽いつの時代も同じ・・・

 たまたまNHK教育テレビの高校生向け日本史の番組を見た。学生の頃は歴史はあまり好きでは無かった。というより嫌いだった。結局はよく読めない氏名や難しい事件の名前の数々が列挙されているだけだから飽きちゃうんだと思う。当時歴史の本を読まなかったこともいけなかったからだと思うけど。^^;
 今日偶然見た番組は幕末の開国の頃の話だった。ペリーが来航して江戸幕府は開国を決める訳だが、当時すでに今の時代と同じように悪知恵(!?)でお金儲けを考える人間がいたんだね。両替のからくりなんだけど。メキシコドルの金貨1枚と日本の銀貨3枚が同じ価値として両替規定になっていた。外国人はメキシコドル金貨を銀貨に変えた。その日本銀貨は4枚で同じ価値の日本の金貨の1両と両替。その金貨を自国に持ち帰り、メキシコドル金貨に両替すると、結果元のお金の3倍の価値になる。つまり日本に行くだけでお金が3倍の価値になるのだから、こんな美味しい話はない。江戸幕府も手もこまねいていたわけではなく、1両貨幣の金の含有量を三分の一に減らし対抗した。ところが日本経済はお金の価値が下がったことによりインフレーションを発生させてしまい、物価上昇を招き、百姓一揆などの混乱を巻き起こしてしまう。それが新しい日本に生まれ変わる一つの要因に繋がるわけだからね、凄いことだと思う。
 昔も同じなんだね。日本のバブルの時の土地転がし、現在の世界恐慌になりつつあるサブプライム問題とたいして変わらないんだと思ったのです。金儲けをしようといろいろ考える人間はいつの時代にもいたわけだね。 そしていつも政府は後手に回って対応に苦労するんだね。結局はしわ寄せがくるのは税金を払っている国民なんだよね。 

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