日曜日, 11月 21, 2010

[11/21 Sun] ▽「考えない練習」


8月ブログに書いた「もう、怒らない」の著者、小池龍之介氏の本 「考えない練習」を読みました。著者は東大出身のお坊さんです。 今、自分に必要なことはこの「考えない」ことだと、つくづく思ったのでした。「考えない」のは必要のないことを考えることをやめることです。それは自分は一時一時を雑念と一緒に暮らしている状況であり、自分を見失っているからです。
 内容のひとつに歳をとると一年が過ぎる時間が年々早く感じてくることが書かれていました。1秒の間に脳は本来の思考が0.1秒であり、0.9秒は余計な思考、過去のノイズなどに費やされている場合です。、五感が鈍り、ぼんやりとしている。これが続くことで10秒の内9秒は実感が消え、60分の内54分は実感が抜け落ちる。やがて歳をとり、過去を振り返ると「なんだか数年があっという間に過ぎたような気がする」となる。現実の五感の情報を過去から後生大事に蓄積してきた思考のノイズによってかき消してしまうことに他ならない。
 この思考の「ノイズ」を取り去ることが自分には必要であると感じたのでした。この本は今に自分にとってバイブル(仏教関連だけど。。。)になりそうです。


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