日曜日, 11月 21, 2010

[11/21 Sun] ▽大正時代に発刊の児童書はとても鮮やか


 90年前の大正11年に生まれた子供向けの月刊誌「コドモノクニ」。名作選が上下巻で出版されています。大正11年から昭和19年まで発行されたそうです。中のイラスト見るととても鮮やかな色彩で、イラストとしては現在でも古さを感じさせないものだと思います。

 この本からタラッタ ラッタ ラッタの「うさぎのダンス」(野口雨情)やアメアメフレフレ カアサンガの「アメフリ」(北原白秋)の童謡が発表されたりと、多くの有名な詩人や画家の方達により作られた本です。
 
 1933年の作品で街のイラストが出ていましたが、現代のイラストレーター鈴木英人氏のようなタッチで、凄くいい好きな画です。
 時代が時代なので横書きは右から左、漢字は旧漢字、詩がカタカナだけでで書かれているところは、時代を感じてしまいます。でも絵柄はとても綺麗で、ぼんやり眺めているだけで気持ちが軟らかくなる気がします。
おすすめの本です。

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