月曜日, 5月 04, 2009

[5/4 Mon] ▽真のロックンローラー

 忌野清志郎さんが亡くなった。日本の中でも数少ない真のロックミュージシャンだと思う。ただロック風の歌を歌うのではない。本当のロックミュージシャンだ。反社会的なメッセージを込めての歌を数多く歌っている。ロッカーは社会を背に向けるのが本当の姿だと思っている。RCサクセションはその道を歩んでいる。
 思い起こせば中学1年のころ、すでに午前3時になろうかとしているラジオの深夜放送の番組で、「ぼくの好きな先生」が流れて、ジーンと心に響いたことを覚えている。この曲は’ノリノリ’のロックではない、しんみりと感いるバラードだ。清志郎の独特の歌声も、曲の雰囲気も今までにはないと強く感じた。
 ♪ぼくの好きな先生、ぼくの好きなおじさん
先生をおじさんとしてと捉えているのがいい。先生は’偉大な’人ではなく一人の人間として見ているのがいい。それがロックなのだと勝手に思っている。この曲は1972年の曲だった。今Wikipediaを見ていたのだけど、1971年にフォークデュオ古井戸のメンバーと出会いもあったから、フォーク調な感じの「ぼくの好きな先生」ができたのかなとも思ったのであった。
 合掌。

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