木曜日, 9月 20, 2012

[9/20 Thu] ▽book 所作の基本


 ▽「禅が教えてくれる 美しい人を作る 「所作」の基本」 枡野俊明著 幻冬舎刊

お坊さんの書いた本。禅僧である枡野さんが、仏教観からみた美しい人になるための基本が書かれています。

 「心を整えるために、まず自ら所作を整えることから入るのが禅の修行です。立ち居振る舞いが整えば、自然と心は整う。心が穏やかであれば、言葉にやさしさや思いやりがにじみ出てくるものでです。」
 普段からの行動が外面も内面の「美しく」していくものということのようです。

 禅僧であり、お寺の庭の枯山水を作っている枡野さんは「多くのものは、簡素になればなるほど美しい。じつは美しさ”簡素”のなかにあるのです。」といっています。枯山水は「いかに余計なものをそぎ落としていくか」ということがポイントのようです。
 あのアップルのスティーブ・ジョブズも日本で禅を修行していたわけで、だからジョブズのデザインする製品は余計なものをそぎ落とた”簡素”そのものなのだと僕は思うのです。
 
 あとがきに著者が書いています。最近権利ばかり主張して、謙虚な気持ちを持ち合わせていない人が増えていると書いています。
 僕が人から聞いた話では、最近乳母車でお出かけのお母さん、電車やエレベータで当たり前のように大きな顔をして乗っていることに良く出くわすらしいです。乳母車で乗ることは構わないと思います、がl権利ではなく、お互い様の謙虚な気持ちで是非乗っていただきたいと思う次第です。

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