火曜日, 9月 11, 2012

[9/11 Tue] ▽books 2冊の速読本

 ブログの更新がままならない。なんかやることがこまごまとあって、投稿する機会を逃している。
 たぶんブログがお金をざくざくと産むとか、カワイイ女の子の読者がどんどんと増えるとか、そういう’利益’がでないとブログ更新作業の優先度が上がらないのだろうか。

 とぶつぶつと言い訳じみたことをいいながら、2週間ぶりの更新です。


▽「魔法の速読 簡単トレーニングで、脳がたしかに若返る」  呉真由美 メディアファクトリー刊




▽「齋藤孝の速読塾」 齋藤孝 筑摩書房刊


 この2冊の速読の本。目指すモノが異なります。「魔法の~」はいわゆる物理的に字を早く追って本を読む技術を身につけるための本です。目のストレッチや本を早く見る練習をして、結果本を早く読め、また副産物として実際の視野が広がったり、脳が活発化するという効果がでるというものです。

 「速読塾」の著者の齋藤さんはTVにもよく出演されている明治大学の教授です。この本では実際に字を早く追うことが目的ではなく、本を読む方法をいろいろと紹介しています。本嫌いでも、この本の中のさまざまな方法を試すことで本好きになると思います。
 驚くべき読書法は、本の最初から最後まで必ずしも読まなくてもよいということ。小説のような本は除かれますが、右側だけのページを読むとか、キーワードを見つけてそのキーワードの前後だけを読み進めるとか、目から鱗的な読書法です。本を読む数が多くなれば多くなるほどその読み込む内容の精度が上がっていくようです。端から端まで読まなくても読んだということにするそうです。
 とにかくさまざまな本の読み方があるにで参考になります。その一つとして「自分のために本一冊につき、引用文を必ず一文選ぶくせをつけたほうがいいでしょう。一文だけでも引用できれば、もう勝ったも同然。」と書かれています。

 では早速この本の一文を引用いたします。
「闘争や戦争、憎しみは、みな「理解が足りない」あるいは「理解することを拒否している」ところに生まれてきます。」とありました。最近の日本の周辺国との間の領土問題はお互いの理解を重要としているのだと思いました。最近世界大不況も関連すると思うのですが、人間同士、国同士のギクシャク感が大きくなったように感じられます。戦争はちょっとしたことを発端に拡大すると思うので、気を引き締めていくべきだと思います。

 ついでにもう一文。
「先入観や凝り固まった自分の考えに固守しないのが知性。知性にはある種の「素直さ」が必要なのかもしれません。」とあります。前後の文章は割愛していますが、そうだなぁと感じます。こういうことを学校の教科書に載せていただけるといいと思ったのでした。

 齋藤さんは読書したら内容を人に話すとか、ブログに書き込むことは良いと書かれています。このブログで本のことを書いていることはいいことだったのですね。よかった!

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