水曜日, 11月 20, 2013

[11/20 Wed] ▽books 僕の暮らしの指針!?

 決して経済的に余裕があるとはいえない普段の生活ですが、ちょっとした工夫をすることが日々の生活を楽しくしてくれると、思っている今日この頃。そんな参考になる本です。
    


▽「暮らしの手間ひま365」枻出版刊 2013年3月発行

 この本は普段の生活の料理のコツ、生活の道具、洗濯やアイロン、靴磨きなど、ごく普通の行動について、良いヒントを与えてくれます。知っていることもあれば、目から鱗というのもあります。数多くの達人たちのノウハウをコンパクトにまとめてあります。

 先日キッチンの棚を作りましたが、その前にこの本の達人の工夫に満ちたキッチンの写真を眺めていたことから、行動に移したのかも、と今思い起こせばそう思えます。

 最初の数ページに、この本のコンセプトとしての文章が書かれています。
 今回はそれをピックアップ。


 ほんの少し丁寧に暮らせば、日々の暮らしが大きく変わる。


 食卓の手間ひまを。
 家族の好み、栄養のバランス。
 ちょっと待って、飽きないように・・・。
 考えすぎて、苦しくなってしまう前に
 いつもの料理に”ひと手間”を。
 作るあなたが楽しむために。


 道具に手間ひまを。
 (略)
 出合った瞬間に運命を感じた道具なら
 使う度、少し幸せになれるはず。


 日々に手間ひまを。
 毎日のことだから、
 無理はしなくていいけれど
 ”やらなきゃ”から”やってみよう”に
 少しだけ、キモチのスイッチを切り替えられれば
 追われる家事が楽しむ家事に変わるはず。
 毎日のこと・・・だからこそ
 ひと手間を”たりたいこと”から
 少しずつ加えて、
 日々に楽しみを増やしましょう。


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▽「年収100万円の豊かな節約生活」 山崎寿人著 文藝春秋社刊 2011年6月発行

 
 この本は長女がネットかどこかで面白いと耳にして、図書館から借りてきた本です。それを借りて読んでみて感激しました。 この人の生き方が今の自分が考えている生き方のずーと先にいる人だと思った次第です。

 山崎さんは1960年生まれ。東大経済学部卒。いわゆるプータローを20年(執筆時点)している強者。大学卒業後は大手企業の企業戦士、5年で退職し、ある政党のお手伝いなどした後、現在の年間100万円での'天職?'のプータロー生活の落ち着いたそうです。

 年収の100万円は家賃収入。現在はそのマンションの部屋も売ってしまったため、売ったお金を貯蓄して年100万円を使用。他少しのネットなどの収入もあるとのこと。
 アパート代などの生活費を除き、一日あたり500円の食費で生活をしているのですが、料理の腕がこの20年でプロの料理人レベルにまで達しています。調味料は50種ほど常備し、格安の食材を探しに、毎日散歩かたがたスーパーに買い出しに行っています。昔行っていたいくつもの高級レストランの味を目指し、日々研究していて、最近は部屋に昔の職場の仲間や、近所の主婦たちが集まり、格安高級料理の飲み会を行っているといいます。ひとり1000円会費で高級レストランでのパーティーと同等の食事が食べられます。有名シェフの名物メニューを自宅で再現する、それも安価な食材で、というのがライフワークになっているのです。

 調理道具もポイントでゲットしたこだわりの鉄鍋があったり、ホームベーカリーでパンを毎日焼き、ホームベーカリーで手作りうどん、そば、パスタ、ピッツア、ラーメン、ナンまでも作ってしまいます。イタリア製のパスタマシーンで、うどん、そば、パスタを使い、ピッツアに関してはガスコンロで使えるピッツア窯がある。お米は精米器で玄米を精米(これは我が家と同じ)、健康を考えてヨーグルトメーカーでヨーグルトを作ります(影響を受けて我が家でもヨーグルトメーカーをポイントでGET。今ヨーグルト作りにはまっています。 ホームベーカリーが欲しい!!)

 この本には、著者の格安本格的料理のレシピも書かれていて、料理の写真をみれば、「ほほー」と思わず唸ってしまいます。腕さえあれば高いお金を出さなくても、工夫で格安で美味しい料理が食べられるわけです。僕も料理を格安で美味しく食べることを目指しているのですが、著者のような毎日新鮮な食材を求めて出かけ、研究熱心に料理を作るという努力は怠っているので、著者のa足元にも及びません。

 これだけの腕を持っていれば、店が開けるのでは、と仲間たちからいわれていそうですが、本人にはその気がないのです。著者の僕流”豊かな貧乏生活術”の追求であり、「いかに少ない金で、心豊かな時間が過ごせるか」という目標を持っているから。そのためには頭を使い、一種のゲーム感覚で生活を楽しんでいるのです。「生活の豊かさ快適さと節約のバランスをいかにとるか」のために、智恵を絞っている時間が、著者の豊かな時間となっているのです。

 本には神奈川在住としか書かれていませんが、本文の内容から、バイクで10分ほどで川崎北部市場があり、ポイントサービスのある大手電器屋が徒歩圏内にあることから、我が家に近い宮前区あたりに住まわれているのではないかと推測しています。

 本の最後の言葉をピックアップ。

 「工夫次第。考え方次第で。生活の質を落とすことなく人生など結構楽しめるものですよ。もしや見栄や体面とかに踊らされていませんか? (略) 要は、ものは見よう考えよう。自分の意志の力で確実に変えられるのは、自分の心だけ。何に贅沢を感じるかは、人によって違うのが当たり前。何に心の豊かさを感じるかもそう。なにも自分の幸福や健康をないがしろにしてまで、社会の常識や価値観をそのまま受け入れる必要はありません。(略)自己満足でもいいじゃないですか。自分が楽しめなきゃ、他人を楽しませることはできないのだから。そして自分を幸せにできない者は、他人を幸せになどできないのだから。さらにもうひとつ言えば、社会の常識や価値観なんて利用するもので、縛られたり、踊らされるものじゃない - 少なくとも僕はそう思っています。もちろん社会の常識や価値観は尊重する。批判もしない。だが、自分がそれに従うかどうかは自分で決める。そして、そのリスクは甘んじて受け止めろということですね。結局は。」

思わず「師匠!」と叫びたくなります。

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▽「オリーブオイルのすべてがわかる本」 奥田佳奈子著 筑摩書房刊 2001年12月発行

 図書館に行った時、正面の棚に立てかけられていて、この本が「読んで!」と言ってきたようなので、借りてしまった本。

 オリーブオイルの世界を教えてくれます。オリーブオイルには各種のランクがあり、また数多くの特徴を持つ製品があることを知りました。そして料理のレシピが載っているので、手軽なものは挑戦できそうです。
 ちなみにオリーブオイルは、フレッシュジュースなのです。




  NHK連続ドラマ「あまちゃん」の次は大阪放送局製作の「ごちそうさん」を放送しています。視聴率はすでにあまちゃん越えを果たしていて人気のようです。このドラマの中で、主人公の杏ちゃんが演じている食いしん坊の女の子が、食べることを日々研究し、頑張っている姿に共感を覚えます。
 このドラマに’しゃべる’ぬか漬けが登場します。(ぬか漬けがナレーター) 数ヶ月前に玄米からできたぬかを使って、「ぬか漬け」を始めましたが、3週間程度で断念してしまいました。でもドラマを見ていてまた始めたくなりました。






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