日曜日, 9月 27, 2009

[9/26 Sat] ▽青春のストーリー

 先週実施予定だった長男の体育祭がインフルエンザによる休校のため延期され土曜日に行われた。体育祭が中止されたと聞く他の県立高校もある。学校側の的確な判断で延期での開催が無事行われたことは大変良かったと思う。
 今回の春組の団長は、長女の小学校一年から一緒だった友達。団長のお母さんとはこの数ヶ月レクリエーション吹き矢の教室で毎週会っていて、この日も一緒にそれぞれの子供の組を応援していた。お母さんから話を聞いた。息子はこの学校の体育祭の団長になりたいがために、この高校に入学したのだ。そうそう、あとこの学校の学食で有名な『鶏竜田丼』も入学の希望のきっかけだったとか。この子とうちの長女が通っていた中学の体育祭もこの高校と似た応援合戦がある。中学の体育際では団長になれず、高校でその夢を果たした。小学校時代の友達の家が美容室をやっていて、小柄の団長はこの日のためにその美容室で髪を少し短めにし、チームカラーの緑に染めていた。体育祭当日の朝までチームのメンバーのためにミサンガを作っていて、大して寝ていないらしい。そこまでしての意気込みだった。
 競技は例年勝つことの多い夏組と春組みとの接戦だった。男子の騎馬戦では春組団長は最後まで残り一位だった。春組リードのまま最後の競技の男女混合リレー。話によるとリレーの配点は高いらしい。最後のリレーでは春組はラストでのゴールとなった。閉会式で総合得点の発表が行われる。得点ボードに順に点数が掛けられていく、一の位、十の位、そして百の位。
 結果は2点差で春組が優勝した。ぎりぎり逃げ切った。小柄な団長は仲間と抱き合い、涙していた。。。。【写真】 負けた夏組団長は「たった2点の差だから、短距離走でたった一人1位の人がもう一人いれば優勝になったのに」と悔しそうに語った。そしてこうも言っていた。「2点の差で負けたけど、10年後、2o年後に今日のことを思い出すと何処が勝ったなんて覚えていなくて、楽しかったことだけが記憶に残っていると思う」と。
 春組団長は中学で団長になれず、団長になるためこの高校を目指し、入学してからは団長になるためにあらゆる努力をしていたはずで、そして夢の団長になっただけではなく、優勝まで掴んでしまった。なんて素晴らしいサクセスストーリーなのだと感じた。

 いつも思うけどこの高校の体育祭は、先生がサポート役であり生徒たちで運営するところが素晴らしい。先生が仕切るイベントは、生徒たちはなかなかついてこない。どこかでサボれないかと画策したり、開会式や閉会式での校長やPTA会長の話なんか聞かない態度をとったりする。でもこの日のこの高校の体育祭ではそういう生徒はいない。たぶんいないと言っても良いと思う。みんなが楽しんでいるのだから。

 今回自分の子供の話は書いてないじゃん。短距離走では一位でした(^^)/
 そして男女混合のダンスショーであるC.E(Creative Exhibition ~創作演技)では、手作りユニフォームを着て、お姫様だっこなんかしていました。

 総合順位では残念な結果でしたが、お陰様で長男のチームはCEが一位。張りぼてのキャラクターのランクも一位でした。秋組はアスリートよりアーティスト能力の方が高いってことか!? 
 しかし長男も毎日の野球の練習で忙しい中、よくあれだけの振り付けを覚えたなぁ、と親バカ的に感心してしまいました。
 で、うちの息子も是非来年は団長に。。。。 う~む、キャラが違うんだよなぁ。

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