月曜日, 6月 14, 2010

[6/14 Mon] ▽おかえりなさい、HAYABUSA

昨晩7年ぶりに小惑星探査機「はやぶさ」が地球に戻ってきた。写真は地球に再突入したときのライブ映像。小惑星「イトカワ」に到着したものの数多くのトラブルに見舞われて帰還は不可能と思われていたのに見事に戻っていた。ボロボロのカラダなのに地球からの命令を忠実に、けなげにこなし、そして最後には砂などを採取できたかもしれないカプセルを放出後、自らのカラダを大気圏で燃やし消えていく姿は、日本人の好む浪花節的な感動ストーリーだ。当初は最後は太陽のまわりを永久的にまわりつづける軌道にのる予定だっただけに涙ものである。

 僕がロケットや人工衛星に興味を持ったのは小学校6年生。学校の図書館で見つけたロケット開発の歴史の本を読んでワクワクした。

日本のロケット開発の父は今回ハヤブサが旅してきた小惑星イトカワの名になった糸川英夫博士。ペンシルロケットで日本で初めてロケットを飛ばした。20年くらい前に糸川さんの本を何冊か読んだ。年をとってからクラッシックバレエやチェロ演奏を趣味にしたりする「風変わりおじさん」(失礼)だけど、自分の思ったことを突き進むパワーが成功を生んでいるのだろう。糸川博士の言葉で今でもいつも思っていることは、何かを実行するには一人より二人でチームとなって物事を進めるほうが何倍もの成果を産むといったもの。つくづくそうだと思う、痛切に思う今日のこの頃なのだ。
 今回ハヤブサが奇跡的に戻ってくることができたのは、天国いや宇宙からパワーをおくっていた糸川博士のおかげなのかもしれない。
 

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