火曜日, 12月 23, 2008

[12/23 Tue] ▽渋谷の消防署通り

 12月19日に麻生総理が渋谷にあるハローワーク渋谷を視察したという報道があった。昨今の大不況の始まりを告げる解雇の増加や内定の取り消しに対しての行動らしい。しかしTVで見ていたら総理が仕事がなくなった青年にお門違いの説教をしていた。仕事が選べない状況なのに自分のやりたいことをしっかり持てと言っている。ピントがずれている。
 僕はこのハローワーク渋谷には昨年と今年何度か足を運んだ。2階にハーローワークがあるのだが僕は5階の労働基準監督署が目的だった。世田谷区の法人の管轄はこの渋谷なのだ。退職した会社の賃金未払いの相談そしてその申告を行うためだった。結局経営者は労働基準監督署の指導を受けても誠実な態度をいっさい行うことなかった。通常賃金未払いでは裁判を起こすことになるのだが、会社が事実上倒産と見なされ、退職してから約1年後独立行政法人から未払い賃金の立て替え払い認定を受けることができた。
 このご時世誠実な会社ばかりではないはず。急な解雇宣告だけでなく、特に小さな会社では賃金の未払いをする不誠実なところが多いのではと心配してしまう。
 この世界不況は半端ではない。世界で大変なことが起こると予想される。しかし今の日本政府は政権抗争がお忙しくて全く考えていないようだ。中途半端なことをしていたら国自体が崩壊、滅亡するかもしれないというのに。この数年で世界的規模で歴史上に残る大きな問題が引き起こされるかもしれない。

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