木曜日, 10月 28, 2010

[10/28 Thu] ▽断捨離 か 否か

 最近本や雑誌で話題の「断捨離」(だんしゃり)。
   
 「開かずの段ボール、ギチギチのペン立て、積ん読本…。モノを断ち、ガラクタを捨てれば、執着も離れていく。モノの片づけを通して自分を知り、心の混沌を整理して人生を快適にする行動技術が断捨離」 なのである。
  
 現代人は多くのモノに囲まれている。きちんと整理整頓されていれば、問題はないのだが狭い住居では、床にまでモノがドーンと置かれている。そんな’風景’を見ていると気持ちも晴れず、モヤモヤな気持ちになってしまう。宿泊先のホテルのように必要なものだけしかなく、常にカバンひとつだけあれば暮らしていける生活が最終の理想型なのだろうと思うのだ。
 
 ところが簡単にはモノを捨てられない。「もったいない」、「いつかは使える」、そういってモノはドンドン増えていくのだ。

 ◆ ◆ ◆
  
 ここで捨てなくて良かった話。。。
 3年前、僕は会社の給与未払いを労働基準監督局に訴えた。申請から半年以上経過して最終段階まで行き、国からの給与立替保証が認められる直前のこと。自分がその会社に入社した年月を証明しないとその保証を受けられなくなった。当時会社には厚生年金の加入もなければ、雇用保険も入社時には加入していない。僕自身がその会社に入社した年月に在職していることを証明できないと、お金がもらえないのだ。
 たぶん裁判でも同じようなものなのだろうと思う。「そうであること」を証明しないと信じてもらえないのだ。結局証明することができた。
 それは「初給与の明細書」だった。僕が入社して初めてもらった当時手書きだった給与明細書を保管していたのだ。入社してからの給与明細書をすべて保管していたのだ。25年も前の紙だから黄ばんでいる。決して綺麗なものではない。でも後生大事に取っておいたことが功を奏したのだ。
 こういうことがあるとむやみに捨てられなくなる。そのモノがいるか、いらないかを判断するのは、時には将来を左右することかもしれない大きな選択なのだ。
 
 要はいかに心地よく暮らせるようにするかと言うことなのだろう。何もかも捨てればいいのではなく、上手に捨てるセンス(それは予知能力ともいう)も大事なのだと思う。


 まずは「断捨離」の本をしっかりと読むことにしょう。だが、現在本を買わないように、いや買えないので、本は図書館から借りているのだけど、やましたひでこ さんの本は予約で一杯。ある市立図書館は予約順位が200番近くだし、他の図書館でも50番。読めるのはだいぶ先だなぁ。 だれか本持っている人かしてくれない?

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