水曜日, 2月 18, 2009

[2/18 Wed] ▽やわらかな考え方を持とう!

『サラリーマン合気道』-「流される」から遠くに行ける-  箭内道彦 やないみちひこ

 箭内さんは芸術大卒、広告代理店を経て、現在独立してCFプランニングやグラフィックデザイン、プロモーションなどのジャンルを超えた幅広いことを手がけている方。フジテレビの「きっかけはフジテレビ!」は有名です。この本は箭内さんが書いているとおり、サラリーマン合気道の'術'を身につけることで「社会のシステムや社会の仕組みにうまく適応できない人達に有効ではないか」とつくづく思います。
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 『サラリーマン合気道』。
 自分ひとりで思いつくことなんてあまりに小さい。
 目の前の相手と向き合ってそこから生み出せばいい。
 そのことに気づいて僕は楽になりました。
 流されるからこそ遠くに行けるのだと。
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 本の中には九つのヒントと、十二のテクニックと、十二のポイントと、十二のメソッドの計45もの考え方が書かれています。僕の過去のサラリーマン時代に箭内さんのこの考え方を身につけていたら、いかに気持ちが楽に生きていくことができたか。人生もガラッと変わったのではとも思いました。
どれも斬新な考え方です。自分のために少しだけピックアップさせてください。
○『ギリギリの奇跡を信じる』
  プロジェクトがまったく予定通りということはまずありえない。思いがけないトラブルや事情などで、計画が頓挫し、振り出しからやり直すことも少なくない。そんなみんなのテンションがさがるようなとき、僕はそうした逆境とも言うべき、ギリギリの状況こそ面白いものを生み出す可能性を秘めている。
○『将来のためのマイレージと考えることで、失敗はぐっと付き合いやすくなる』
 失敗したら、今はポイントを貯めているんだとイメージする。そうやって捉えると失敗した次の日のどんよりした気持ちとも多少向き合いやすくなる。
○『楽しいふりをしていると、周囲はもちろん自分まで騙すことができる』
  『おおー! いいねー! それー!』って楽しんでみる。ネガティブなことを共感して盛り上がるより、ポジティブなことで意気投合するほうが絶対に新しいものに繋がる。大変な仕事が回ってきたときにも、「うわ、何これ大変だけどすげえ面白そう」と言ってみる。そうするだけで、仕事は自ずと楽しいものになっていきます。
○『人に伝えることによって、その方法論をきちんと把握し、進化させていくことができる』
 僕は方法論を見つけたら、他の人に伝えることにしている。何年間もかけて見つけた仕事のコツや法則を雑誌のインタビューなどでどんどん話すようにしている。そうやって人に伝えることによって、その方法論自体がより確率されるようになる。何とか相手に説明しようとしているうちに、「そうだったんだ」と自分自身がわかってくることはよくある。自分が考えたことを人に話すということは、一見、損なことのようですが、実は失うことは何もなく、自分の方法論を確認できたり、進化させられたり、融合させられたりと、得ることばかりなのです。
○『十代のままでいい』
「十代のままの自分を肯定できれば、現在の自分に自信が持てるようになる」
人は十代から成長しない、ということを一度認めてみる。そうすることで、「自分は中学を卒業してからもう何十年も経っているのに全く成長していない」といった無駄な焦りもなくなるし、すごく楽になる。また、自分がやってきたことが、実は中学時代に好きだったことに導かれていた、とわかることで自分の人生の辻褄が合い、現在の自分に自信が持てるようになる。だから、十代のころの自分の感じ方を積極的に思い出し、もう一度大事に仕事に活かせれば、もっと楽しく、自信を持って働くことができるはずです。

 以上ほんの少しだけ取り上げましたがあまりに抜粋で唐突すぎて分からないと思います。でも本の中には箭内さんの経験に基づく説明であり、とても説得力があります。

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