月曜日, 9月 15, 2008

▽ぽにょぽにょ

 昨日ラストショーで『崖の上のポニョ』をみた。あっという間に時間が過ぎてしまった。
まず良かったのは、とのかくすごく良かったのは、背景のクレパスで描いたようなパステルカラーの色遣いだ。すっごく好きな色合いなんだ。動く絵本っていってもいいかも。
 監督はたしかはじめてアニメを見る子供たちが喜べる作品を作りたかったといっていたように記憶してます。理屈ではない話の展開が大人も子どもの気持ちにさせてくれるのです。この映画を見て現実的な理屈をいってはいけないと思います。何もかも手放しで受け入れてみるのが心地よいのです。あれー?、あれー?という感じで子どものように初めて見る世界にドキドキする感覚を味わえるのです。
 作品を見て宮崎監督は保育園と老人ホームの併設を望んでいるのだろうと感じました。監督は将来自分も幼い子ども達と触れ合いながら老後を過ごしたいと思っているのではと思います。宗介のセリフで古くさい言い回しの言葉が何回か出てきます。これは宗介がお年寄りとの会話からきっと身につけたのだろうと思うのです。
 ラストショーで見ているので小さい子ども達はいませんでしたが、昼間の上映でたくさんの子供たちが見ているときには、きっとあちらこちらで、幼い声で、「わー」とか「あれー」とか、「○○が変わった!」とか楽しい声が聞こえることだろうと思うのです。
 是非とも宮崎監督には、これからも幼い子供たちが、目を輝かせてみるような、現実と夢の融合した世界の物語を作ってほしいと思います。
 -----
 追伸:
 長女が保育園の幼なじみと一緒に見たとき、ポニョがその子の幼いときそっくりと言った。たしかに間違いない。体つきやかおの表情、しゃべり方、眠くなるところ、そっくりです。そして宗介のお母さん。ハキハキした性格、ちょっと荒っぽい車の運転がその子のお母さんの若いときに似ていると思ったのでした。そういうところが大好きなのです。

0 件のコメント: