土曜日, 8月 02, 2008

ファーストデー②

 1日、映画『スピードレーサー』を見てきた。今年のファーストデー第2段。今日はレイトショーの時間で見た。『スピードレーサー』の上映はここの劇場では今日が終わり、つまり最後のホントの最後の回だった。米国では、原作となったアニメ『マッハGoGoGo』は何度もTVで放映し、米国作のパート2も作られていて人気が高い。今回の実写版は『マトリックス』のウォシャワスキー兄弟監督の作品だ。 感想はとにかく良かった!!鮮やかな色彩やめまぐるしく動くシーンはまるでアニメだ。監督が原作に忠実に描いているところがいい。キャストもアニメのレーサー家の人物(アニメでは三船家)に似ているし、ヘアスタイルや服装もそのままだ。時代は未来なのだが、昭和40年代の作品のデザインをそのままにしているのがいい。監督が原作を大事にしていることを感じさせ嬉しくなる。最近の実写版ブームの中で、これだけしっかりした作りの作品に拍手を送りたい。
 ♪風も震えるヘアピンカーブ こわいものなどGoーGoーGoー♪
という主題歌が流れると気持ちがワクワクした。(劇中ではもちろん日本語ではない) アメリカ人はどうしてバトル的な車のレースが好きなのだろう。現実アメリカのカーレースは格闘技って感じだ。そういう意味では、原作者の吉田竜夫は日本人よりアメリカ人受けの作品を作ったことになる。
 僕がメカニック好きになった要因を年代順に考えてみた。5歳の時に出会った横山光輝の『鉄人28号』。6歳の時からのめり込んだイギリス番組『サンダーバード』。そして小学生時代の竜の子プロのアニメ、と思われる。竜の子プロというと『ガッチャマン』、『タイムボカン』、『キャシャーン』、『みなしごハッチ』、『ハクション大魔王』はメジャーで有名だ。僕の最初の竜の子プロの作品との出会いは、モノクロアニメ『宇宙エース』。それから『マッハGoGoGo』、『おらぁグズラだど』、『破裏拳ポリマー』が好きな作品だ。竜の子プロ(現タツノコプロ)はメカが格好良かった。マッハGoGoGoに出てくるマッハ号の模型を小学校6年のときの科学模型部で自分は作ろうとした。(シャーシ部分まで完成したが最後まで完成にいたらなかった。バルサ材であのマッハ号の丸みを作るのが難しかった...^^;)
 吉田竜夫が亡くなったにのは昭和52年。いまからもう31年も前のこと。45歳の若さだった。もしもっと長生きしてくれていたら、もっともっと凄いメカニックを見ることができたかもしれない。

0 件のコメント: