月曜日, 8月 11, 2008

▽思い出は歌と共に

 昨夜BSでやっていた「BS永遠の音楽大集合 青春のフォークソング」を録画していたので午後の暑い時間に見た。2時間半の長めの番組だが、数多くのフォーク歌手の中から選りすぐりのメンバーが出演していた。出演者は岡林信康から谷村新司世代の人たちで1960年後半から1980年前半のヒット曲だ。自分の思い出のフォークは主に1970年代といったところか。小室等はもともとヒゲをはやして仙人のような人だったけど、すっかり真っ白になって、ホントに仙人に近くなってきていた。時は流れた。
 今回五つの赤い風船が「遠い世界に」を歌った。この歌で思い出すのはユースホステルでのミーティングを思い出す。高校2年生の夏休み、2週間かけて北海道を一周した。もちろんお金がないから周遊券(今で言う青春18キップ)で夜行列車で青森に行き、青函連絡船で北海道に渡り、どんこう列車を乗り継ぎ、宿は格安のユースホステルだった。夕食後、食堂に集まりスタッフがギターを弾き、みんなで「遠い世界に」を歌った。このころはユースというとこの歌が定番だったようだ。番組ではこの歌と赤い鳥の「翼をください」は教科書にのっている曲と紹介している。中学時代大好きでシングルレコードを買ったイルカの「なごり雪」は変わらず良いです、泣けます。(T_T)
 浪人のときは東北を回る旅をしていた。(浪人なのになぜ旅を?というのは多めに見てやってくださいね。)そのころはアリスがお気に入りだった。アリスはフォークと言うより、当時ニューミュージックといわれるジャンルだったと思う。実際高校時代好きなフォークグループは山本コータローとウィークエンドだったが出演はなかった、残念。
 エンディングの合唱は、「あの素晴らしい愛をもう一度」だった。歌はめちゃいい歌だけど、エンディングにはちょっと悲しい気もする内容じゃないかなと思った。この曲を当時歌っていたザ・フォーク・クルセダーズのメンバーで作詞の北山修氏は今精神科医だが永六輔がパーソナリティをしている番組にたまにでていて、話術のうまい人でホントに頭のいい人だと思う。
 NHKホールに来ていたお客さんは60代、70代と思われる方々が多く見受けられた。年末に思い出の歌謡全集と言うような番組をやっているが、時代の流れからしてこれからは思い出のフォーク全集が数多く放送されるかもしれないなぁと思った。

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